サン・エム・システム、SCS評価制度の準拠性を確認できる無料診断ツールの提供を開始
サン・エム・システム株式会社は、サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度(以下、SCS評価制度)への準拠性を約5分で確認できる無料セルフ診断ツールの提供を開始しました。Web上で32の設問に回答することで、7つのカテゴリに整理された結果レポートがその場で画面に表示されます。取引先から制度対応を求められ、何から着手すべきか判断に迷う委託先企業に向け、現状把握の第一歩を後押しします。
無料セルフ診断ツール提供の背景
近年、大企業を直接狙うのではなく取引先や委託先を経由して侵入するサイバー攻撃が増加しており、サプライチェーン全体でのセキュリティ水準の向上が求められています。こうした状況を受け、経済産業省および内閣官房国家サイバー統括室が主導するSCS評価制度では、各社のセキュリティ対策状況を共通の基準で評価・可視化し、台帳に登録・公開する枠組みが検討されています。評価レベルのうち★3・★4については、2026年度末頃の制度開始を目指すとされています。
一方で、委託先や受注側の企業からは「取引先から対応を求められたが何から始めればよいか分からない」「要求事項と自社の現状の乖離が把握できない」といった声が上がっています。同制度の要求事項はNIST CSF 2.0をベースとし、ガバナンス整備や取引先管理といった事前対策に重きが置かれているため、特定製品の導入のみで完結するものではありません。そのため、まずは自社の現在地を把握することが求められています。

SCS簡易診断ツールの機能と特徴
同社が提供を開始した「SCS簡易診断ツール」は、Web上で制度への準拠状況を手軽に確認できる仕組みです。
- 所要時間:約5分
- 設問数:32件のセキュリティ要件
- 評価軸:ガバナンス整備、取引先管理、リスク特定など7つのカテゴリ
- 結果表示:回答後すぐに結果レポートを画面に表示
- 費用:無料
- URL:https://scs-assessor.sun-m.co.jp/
結果はカテゴリごとに整理されて出力されるため、社内での課題共有や経営層への報告資料としても利用できます。より詳しい状況確認を希望する場合には、15〜30分程度の詳細診断に進むことも可能です。なお、本ツールは同社が独自に作成した簡易診断であり、制度上の公式な評価・認証とは異なり、評価レベルの取得を保証するものではありません。
現状分析から運用定着までの支援体制
サン・エム・システム株式会社は、診断ツールの提供にとどまらず、現状分析から運用定着までをカバーする5段階のSCS対応支援を提供しています。
- STEP0(無償):SCS簡易診断
- STEP1(無償):現状分析・影響度調査(ヒアリングにより分析・調査を実施し進め方を提示)
- STEP2(個別見積もり):詳細Gap分析(★取得までの差分を踏まえたロードマップの提示)
- STEP3(個別見積もり):取得伴走支援(規程整備、教育、申請支援、セキュリティ製品導入支援)
- STEP4(個別見積もり):運用定着支援(定期モニタリング、改善提案)
同制度への対応では、規程の作成だけでなく実務やシステム構成への落とし込みが不可欠です。1997年の設立以来、システムの企画・開発から運用保守までを手がけてきた同社は、自社でもISO/IEC 27001:2022、ISO 9001:2015、プライバシーマークを取得・運用している知見を活かし、審査を受ける側の実務負荷を理解した支援にあたるとしています。
今後の展開
SCS評価制度においては、要求事項や評価基準を満たす実装例をまとめた評価ガイドなどが2026年秋頃を目途に公表される予定とされています。同社は今後、その公表内容を踏まえながら、診断ツールの設問や支援内容の見直しを継続して進めていく方針です。
会社概要
- 社名:サン・エム・システム株式会社
- 設立:1997年6月
- 代表者:代表取締役社長 本庄 諭
- 本社所在地:東京都千代田区内幸町1-2-2 日比谷ダイビル3F
- コーポレートサイト:https://www.sun-m.co.jp/
本記事はサン・エム・システム株式会社の発表をもとに作成されています。なお、制度に関する記述は2026年10月時点で公開されている情報に基づくものであり、詳細については経済産業省の特設ページ(https://www.meti.go.jp/policy/netsecurity/scs.html)で確認できます。
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