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彦根城の山駕籠登城実証実験でテクノアソシエのアシストスーツを活用

滋賀県の彦根城で2026年10月19日、車いす利用者を山駕籠に乗せて本丸まで運ぶ登城実証実験が実施された。急な石段が続く同城において誰もが本丸を目指せる環境づくりを目的としたもので、担ぎ手の負担軽減のために株式会社テクノアソシエが取り扱うアシストスーツが活用された。

急勾配の石段が続く彦根城での実証実験

彦根城は急な石段が続くため、車いす利用者や歩行に不安のある人が本丸まで登ることは容易ではない。加えて、石段を含む城内全体が国の特別史跡に指定されていることから、スロープなどの構築物を設置することも難しい状況にある。

こうした中、彦根市では誰もが彦根城を体感できる環境づくりを目指し、車いす利用者を招いて山駕籠で本丸まで運ぶ実証実験を行った。実験では、岡山県高梁市から借用した山駕籠を使用し、市職員12名と一般ボランティア9名が交代で担ぎ手を務めた。往復距離は約285メートル、石段140段、高低差約50メートル、平均勾配約18%に及び、計3往復が実施された。

実証実験では、担ぎ手の足や腰にかかる負担を軽減するため、6名が株式会社テクノアソシエの取り扱うアシストスーツ「マッスルスーツSoft-power EASY-LIFT」および「メディエイド しっかりガード腰EXハード」を着用した。

着用した担ぎ手からは、「山駕籠は肩に重心がかかるため、立ち上がる際にバランスが取りにくく後ろに倒れそうになるが、アシストスーツがあると、立ち上がる際にバランスを取りやすく楽だった」といった感想のほか、外した瞬間にアシストされていたことを実感したという声や、階段の上り下りの邪魔にならないといった声が寄せられた。

観光コンテンツ化に向けた課題と展望

今回の実証実験では、学芸員による歴史や景観の解説を交えながら山駕籠で移動し、彦根城を体感する取り組みも行われた。彦根市では、本丸への往復移動手段としてだけでなく、江戸時代を追体験できる観光コンテンツとしての活用も検討されている。その実現に向けては、担ぎ手の確保や身体的負担の軽減、安全性を考慮した実施が必須課題となる。

国宝彦根城と株式会社テクノアソシエの概要

彦根城は約400年前、将軍徳川家康公の命により慶長9年(1604)着工され、20年の歳月をかけて築城された。三階三重の天守は国宝に指定され、城内には天秤櫓や太鼓門櫓、西の丸三重櫓などの重要文化財も現存している。現在は、2028年の世界文化遺産登録が目指されている。

アシストスーツを取り扱う株式会社テクノアソシエは、住友電工グループの企業として産業用部材を展開している。

  • 会社名:株式会社テクノアソシエ
  • 代表者:代表取締役 長野 友明
  • 所在地:〒550-0001 大阪府大阪市西区土佐堀3-3-17
  • 事業内容:鋲螺類、加工品、金属素材、電材品、化成品、産業用省力機器、その他販売及び、これに付帯または関連する事業

本記事は株式会社テクノアソシエの発表をもとに作成。

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