サッポロフラワーカーペット2024開催決定、6月28日から

札幌駅前通地区活性化委員会とサッポロフラワーカーペット実行委員会は、2024年6月28日から30日までの3日間、札幌市北3条広場(アカプラ)をメイン会場として「サッポロフラワーカーペット2024」を開催すると発表した。

「フラワーカーペット」とは、花びらや自然素材を用いて大きな絵を作り上げる市民参加型のアートイベントだ。札幌では2014年に初開催され、今年で10回目の開催を迎える。

10回目のアニバーサリーイヤーとなる今年のメインカーペットのデザインは、2016年にベルギーで開催された「ブリュッセル・フラワーカーペット2016」で日本人として初めてデザインを担当した株式会社乃村工藝社のアートディレクター鈴木不二絵氏が手掛ける。鈴木氏は札幌出身で、「ブリュッセル・フラワーカーペット2016」では「花鳥風月」をテーマにデザインを担当し、世界遺産の広場を美しく彩った。

今年のアニバーサリーカーペットのテーマは「つむぐ、みらいへ」。2016年のブリュッセルから現在の札幌へと紡ぐ作品としてリデザインされ、アイヌ文様も取り入れられている。このデザインは、フラワーカーペットを通じて北海道とベルギー両国の文化交流の深化を願うと共に、未来へと紡がれる新たな絆を表現しているという。

フラワーカーペットの制作には、市民ボランティアや地域の就業者など延べ約500名が参加する予定だ。現在、一緒にフラワーカーペットを制作していただける作り手を広く募集している。

また、フラワーカーペットの制作指導から撤収までの運営を担う制作リーダー(通称:サッポロフラワーズ)の養成講座も同時に募集中だ。座学でノウハウを学び、実地研修で経験を積むことができる実践型カリキュラムとなっている。

サッポロフラワーカーペット2024は、10回目のアニバーサリーイヤーを迎え、より一層の盛り上がりが期待される。