ソコテック、東西石油化学製ANの2025年度CFPに合理的保証を提供
ソコテック・サーティフィケーション・ジャパン株式会社は、旭化成株式会社の100%子会社である韓国の東西石油化学株式会社が蔚山工場で製造するアクリロニトリル(AN)に対し、2025年度の製品カーボンフットプリント(CFP)に関する検証を実施した。その結果、限定的保証(Limited Assurance)よりも高い水準とされる合理的保証水準(Reasonable Assurance)での保証を提供した。
検証および保証業務の背景
近年、気候変動対応への社会的要請の高まりを受け、企業にはサプライチェーン全体における温室効果ガス(GHG)排出量の把握や開示が強く求められるようになっている。製品単位でのカーボンフットプリント(CFP)の算定および開示は、取引先や顧客が製品のライフサイクルにおける環境負荷を把握するための情報基盤であり、第三者保証の重要性が増している。
東西石油化学株式会社は、2021年10月にISCC PLUS認証を取得し、2022年2月からはバイオマス由来のプロピレンを原料とするアクリロニトリル(AN)の生産・販売を開始するなど、環境配慮型の製品供給体制の構築に取り組んできた。製品を利用する顧客からCFP情報の信頼性や透明性の向上を求める声が高まったことを受け、独立した第三者保証機関であるソコテック・サーティフィケーション・ジャパン株式会社が検証・保証業務を担当することとなった。
本保証の概要と対象製品
今回実施された保証の概要は以下の通りである。
- 対象製品:東西石油化学株式会社 蔚山工場製造のアクリロニトリル(AN)
- 対象年度:2025年度 製品カーボンフットプリント(CFP)
- 算定範囲:原材料調達から生産までの範囲
- 確認内容:CFPの算定方法、使用データ、報告内容の適正性
- 保証水準:合理的保証(Reasonable Assurance) ※限定的保証(Limited Assurance)よりも高い保証水準
合理的保証とは、保証機関が十分かつ適切な証拠を収集した上で、対象となる情報がすべての重要な点において適正である旨を表明する保証水準を指す。アクリロニトリル(AN)はABS樹脂、アクリルアマイド、アクリル繊維などの原料として広く使用されており、今回の検証はそのサプライチェーンにおけるCFP情報の信頼性確保に資するものとしている。
第三者保証の意義と今後の展開
CFPやGHG排出量といった情報は算定方法やデータの取り扱いによって結果が左右されやすいため、第三者機関による検証がステークホルダーとの信頼関係構築に不可欠とされている。今回の東西石油化学株式会社への合理的保証の提供は、化学業界におけるCFP開示の高度化に貢献する取り組みの一例となる。
ソコテック・サーティフィケーション・ジャパン株式会社は、今後も脱炭素・ESG分野における第三者保証サービスの提供を通じて、国内外の企業がサプライチェーン全体のGHG排出量や環境情報を開示できるよう支援していく方針を示している。
発表企業および関連会社の概要
- 会社名:ソコテック・サーティフィケーション・ジャパン株式会社
- 設立年:1997年
- 所在地:東京都千代田区大手町1丁目7番2号 東京サンケイビル15階
- 代表者名:二場誠吾
- 事業内容:マネジメントシステム認証、GHG検証、第二者監査代行 、CSR/環境報告書第三者認証、教育研修
- URL:https://socotec-certification-international.jp/
- 会社名:旭化成株式会社
- 設立年:1931年
- 所在地:東京都千代田区有楽町1丁目1番2号 日比谷三井タワー
- 代表者名:工藤幸四郎
- 事業内容:ヘルスケア・住宅・マテリアル
- URL: https://www.asahi-kasei.com/jp
本記事はソコテック・サーティフィケーション・ジャパン株式会社の発表をもとに作成。
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