シーエムシー・リサーチがナトリウムイオン電池の工場実習型セミナーを12月開催へ
(株)シーエムシー・リサーチは、2026年12月7日(月)~12月11日(金)の4泊5日にわたり、工場実習型セミナー「第4回 ナトリウムイオン電池の製造技術(リン酸鉄正極とハードカーボン負極)」を開催します。会場は岡山県津山市油木下 551にあるSTL Japan㈱ 岡山工場で、津山駅前に集合して送迎が行われます。定員は6名の少人数制で、申し込み締切は11月30日(月)となっています。
工場設備を活用した製造技術の習得
本セミナーは、実験室レベルでの電池研究開発を行っている人を対象に、工場レベルでの一連の電池製造プロセスを体験し、電池製造技術の基礎を学ぶことを目的としています。受講者は実際の電池工場設備を用いて、電池の設計から完成に至るまでの体系的な工程を体験します。
習得できる技術には、プラネタリー混練り装置を用いた正極および負極スラリーの製造をはじめ、正極・負極塗工における電極目付量や乾燥プロセスの調整法が含まれます。さらに、プレス加工での電極密度の調整、電極のスリットや裁断、検品方法、電極の積層や集電端子の接合、ラミネートセルの組み立て、電解液の注入と化成、初期充電やガス抜き方法など、製造プロセスの全体を網羅しています。
開講の背景とナトリウムイオン電池の市場動向
ナトリウムイオン電池(SIB)は、リチウムやコバルト、銅集電箔といった希少資源を使用しないため、リチウムイオン電池(LIB)に比べて40%程度の低コスト化が可能とされています。また、-40℃からの低温環境下でも急速充放電特性に優れ、発火しにくい安全性も備えています。エネルギー密度の低さから以前は実用化が進みませんでしたが、2021年頃から中国政府による政策支援を機に実用化と工場建設が進展し、サプライチェーンは500社以上に拡大、2030年には生産量が1000GWhまで拡大する見込みとされています。
現在は鉛電池代替用途での実用化が始まっており、今後は電力貯蔵用大型蓄電池、寒冷地向け電気自動車、産業機器、大型車両などへの利用拡大が進みつつあります。STL JAPANのCTO取締役である境 哲男 氏は、実際の電池工場で製造技術を学びたいという要望が多く寄せられたことから、電池分野で長い経験を持つOBの協力を得て本養成講座を開講したとしています。
電池開発に携わってきた専門家が直接指導
講座では、電池業界で実績を持つ技術者や研究者が講師・指導員を務めます。
- 小川 順一 氏(元ソニー、STL JAPAN 名誉顧問)
- 向井 孝志 氏(ATTACCATO合同会社 代表)
- 川部 佳照 氏(元 GSユアサ、理学博士)
- 境 哲男 氏(STL JAPAN CTO 取締役)
- 二宮 裕一 氏(STL JAPAN 上席研究員)
開催概要と参加方法
- テーマ:第4回 ナトリウムイオン電池の製造技術(リン酸鉄正極とハードカーボン負極)
- 開催日時:2026年12月7日(月)~12月11日(金)
- 研修会場:STL Japan㈱ 岡山工場(岡山県津山市油木下 551)
- 定員:6名(最低催行人員 4名、定員になり次第締め切り)
- 申込締切:11月30日(月)
- 受講料:550,000円(税込)※津山駅からの送迎費、5日間の昼食費、交流会費は含む、宿泊費別
- 主催:(株)シーエムシー・リサーチ(https://cmcre.com/)
申し込みは、シーエムシー・リサーチのセミナー詳細ページ(https://cmcre.com/archives/149330/)より受け付けています。なお、宿泊施設の手配は各自で行う形式となっており、開催可否は開催予定日の5営業日前までに決定されます。
本記事は(株)シーエムシー・リサーチの発表をもとに作成しています。
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