ピクシブが米VRChatに出資 アバター文化発展へ初心者向けワールド共同開発など連携
ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」を運営する米国のVRChat Inc.は、ピクシブ株式会社からの出資を受け入れたと発表した。出資金額および出資比率は非公開としている。両社は今後、VRChatを中心に広がる3Dアバター文化とクリエイターエコシステムのさらなる発展に向け、協業の可能性を段階的に検討していく。
3Dアバター文化とクリエイターエコシステムの発展を目指す
VRChatは創業以来、ユーザーとクリエイターの自由に委ねる方針を重視し、多様なコンテンツの創作・共有が行われるソーシャルプラットフォームとして成長を続けている。アバターやワールド、グループなどを通じて生まれるクリエイターエコノミーの発展にも注力し、売上の一部をクリエイターへ還元する仕組みを整えている。
一方、ピクシブが運営するクリエイターズマーケット「BOOTH」では、3Dモデルカテゴリの2025年年間流通総額が100億円を突破した。両社は今回の出資を契機として、クリエイターが生み出した作品がより多くのユーザーへ届き、創作活動が持続可能な仕事としてさらに発展していく環境づくりを目指す。
なお、VRChatはアバターやワールドを制作するすべてのクリエイターに開かれたプラットフォームであり、今回の出資受け入れによって特定ツールやマーケットプレイスに限定しないオープンな方針が変わることはないとしている。

初心者向けワールドの共同リリースやイベント連携を予定

協業に向けた取り組みの一つとして、ピクシブは現在、VRChat初心者を対象とした「アバター×着せ替えチュートリアル(仮)」の開発を進めている。同ワールドは、始めたばかりのユーザーがアバターの選択や衣装の着せ替えを実際に操作しながら学べる内容となっており、VRChatの支援のもと秋に共同でリリースされる予定だ。
さらに、2026年9月17日(木)から21日(月・祝)まで幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2026」へのブース出展でも両社が連携する。ピクシブがVRChatブースをサポートし、会期中にはステージセッションへの登壇も予定されている。
両社代表のコメント
VRChat Inc. CEOのGraham Gaylor氏は、ピクシブが日本のクリエイターエコシステムで重要な役割を果たしてきたことに触れ、「ツールやマーケットプレイス、デバイスを問わずクリエイターを支援し続けるという方針のもと、ピクシブとともに何を実現できるかを探求していけることを楽しみにしています」とコメントしている。
ピクシブ株式会社 代表取締役CEOの丹羽 康弘氏は、今回の提携を通じて3Dアバター文化における創作・流通・体験の各領域で連携を深め、アバター文化の発展と新しい創作の可能性を広げていきたいとの考えを示した。
会社概要

VRChat Inc.
- 本社所在地:米国サンフランシスコ
- CEO:Graham Gaylor
- 設立:2014年
- URL:https://hello.vrchat.com/
- 所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷4-23-5
- 代表取締役CEO:丹羽 康弘
- 事業内容:インターネットサービス事業
- 設立日:2005年7月25日
- URL:https://www.pixiv.co.jp
本記事はVRChat Inc.の発表をもとに作成されています。

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