高校生が子宮頸がん予防のアイデア発表へ 港区とCNJが11月8日開催
東京都文京区に拠点を置く認定NPO法人キャンサーネットジャパン(理事長 岩瀨 哲)は、LAVENDER RINGの活動の一環として、港区との共催によるイベント「第5回高校生アイデアフェス #仲間と一緒に考える子宮頸がん」を2026年11月8日に開催します。
高校生が子宮頸がんの予防を同世代に周知するために考案したステッカーなどのアイデアを、自らプレゼンテーションする催しです。今年で5回目の実施となります。
国内の子宮頸がんをめぐる現状と課題
日本国内では、年間で約1万人が子宮頸がんに罹患し、約2,800人が亡くなっています(※1)。主な原因は性交渉によるヒトパピローマウィルス(HPV)の感染で、多くの女性が一生に一度は感染すると言われているものの、免疫力によって自然に検出されなくなります。しかし、まれに持続感染して一部の細胞ががんへ進行することがあり、20代から罹患者が増え始めます。HPVワクチンの接種と定期的な検診で予防できるがんとされています。

一方で、日本における令和7年度のHPVワクチンの接種率は55.7%(※2、定期接種の対象者が1回でも接種)にとどまります。世界保健機関(WHO)が2030年までのグローバル目標に掲げる「15歳までの少女の90%にHPVワクチンを接種すること」(※3)とは開きがある状況です。また、子宮頸がん検診の受診率は46.1%(※4)であり、アメリカやイギリスと比較して2分の1程度(※5)とされています。こうした環境を踏まえ、若い世代が子宮頸がんやその予防を自分ごととして捉える契機とすることを目的に同フェスが開かれます。
高校生アイデアフェスの取り組み内容
高校生アイデアフェスは、高校生がチームで参加し、子宮頸がんの予防や検診啓発につながるステッカーなどのアイデアを考案・発表するプロジェクトです。
参加する高校生は事前にオンデマンドの講演やオリエンテーションで子宮頸がんと予防について学んだ後、1か月をかけて同世代に伝えるステッカーのアイデアをまとめます。制作にあたってはプロのアートディレクターやコピーライターがサポートを行います。制作されたステッカーは、港区内の各高校や図書館などに配布される予定です。

開催概要と審査体制
当日は高校生がアイデアを発表し、その場で審査員によるコメントが行われます。
- 日時:2026年11月8日(日)16:00~17:30
- 場所:みなと保健所8Fホール(東京都港区三田1丁目4-10)
- 審査員:稲葉可奈子氏(産婦人科医)、北野澤昴氏(港区みなと保健所健康推進課長)、原千晶氏(タレント、よつばの会 代表)、石田雅明氏(任意団体Lumiere)
- 定員:30名程度
- 観覧申込期限:2026年10月28日(水)
- 観覧申込URL:https://forms.gle/L4oVnF7xqDwHRRoGA
主催・共催団体の概要
共催する団体などの概要は以下の通りです。
- 認定NPO法人キャンサーネットジャパン:1991年発足、2001年NPO法人化、2016年8月認定NPO法人化。科学的根拠に基づく情報発信をミッションとし、がんに関する啓発イベントや冊子制作、教育事業などを展開しています(https://www.cancernet.jp/)。
- LAVENDER RING:認定NPO法人キャンサーネットジャパン、株式会社資生堂/資生堂ジャパン株式会社、株式会社電通の社内有志が共同で行う、がんサバイバーのためのプロジェクトです(https://lavender-ring.com/)。
本記事は認定NPO法人キャンサーネットジャパンの発表をもとに作成しました。 (出典:※1 国立がん研究センターがん情報サービス「子宮頸部」、※2 厚生労働省「HPVワクチンの実施状況について」速報値、※3 WHO「子宮頸がんのない未来へ」、※4 国立がん研究センターがん情報サービス「がん検診受診率(国民生活基礎調査による推計値)」2025年、※5 国立がん研究センターがん情報サービス「がん検診について」)
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