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ブラザー工業、NCデータ自動生成ソフトTHREEDIOの無料モニター募集を開始

ブラザー工業株式会社は、新規事業育成の取り組みの一環として開発を進めているNCデータ自動生成ソフトウエア「THREEDIO(スリーディオ)」の専用サイトを開設し、無料モニターの募集を開始した。工作機械で樹脂を中心とした切削加工を行う際に必要なNCデータを自動生成するシステムで、専門知識を持たない作業者でも3Dデータから加工情報を生成できるという。同ソフトは、2026年10月26日から東京ビッグサイトで開催される「第33回 日本国際工作機械見本市 JIMTOF2026」にて参考出展される予定となっている。

専門知識不要でNCデータを自動生成

THREEDIOは、工作機械を動かすために工具の位置情報や加工速度などを細かく設定した加工データである「NCデータ」を自動生成するソフトウエアである。従来必要とされていたCAM(コンピュータ支援製造)の設定や加工段取りの検討といった専門知識がなくても、3Dデータから加工情報を生成して切削加工を行えるようになる。

操作時間は最短 1 分とされており、加工工程や加工条件が自動設定されるため、加工結果のシミュレーションを確認しながら工具と切削の深さを決めるだけでNCデータが作成される。また、自動生成された加工指示書に従うことで作業のばらつきを抑え、未経験者でも作業の分担が可能になるため、技術者不足に悩む開発現場での活用が見込まれている。

なお、現段階で対応している工作機械は、樹脂や軟質金属などの加工を行う一部のメーカーの小型切削加工機(岩間工業所製の「TAKMill」、Roland DG製の「MDX-540/MDX-50」)に限られているが、今後も順次対応機種が追加される予定だという。

社内試作で納期を60%短縮した開発背景

プリンティング機器をはじめとするブラザー製品の開発部門では、すでに100人以上の設計者にTHREEDIOが活用されている。新製品開発や設計変更に伴う部品の社内試作が可能になったことで完成までの待ち時間が最小化され、納期を60%短縮できたとしている。これにより、設計変更後の迅速な評価や複数案の比較が容易になり、開発スピードの向上につながっている。

ブラザー工業株式会社では事業ポートフォリオ変革の加速に向けて新規事業創出に取り組んでおり、独自の社内インキュベーションシステム「BAtON」を運用している。THREEDIOもこのシステムから誕生したアイデアであり、今回のモニター募集を通じて多くの利用者に試用してもらい、商品化に向けたブラッシュアップを進めていく方針だ。

JIMTOF2026での参考出展概要

THREEDIOは、株式会社岩間工業所の展示ブース内において参考出展が予定されている。

  • 展示会名称:第33回 日本国際工作機械見本市 JIMTOF2026
  • 日時:2026年10月26日(月)~31日(土) 10:00~17:00(最終日は16:00まで、THREEDIOの出展は30日(金)まで)
  • 展示場所:東京ビッグサイト
  • ブース番号:E7063(株式会社岩間工業所のブース)内
  • モニター募集サイト:https://threedio.com
  • イベント公式ウェブサイト:https://jimtof.org/jp/index.html

本記事はブラザー工業株式会社の発表をもとに作成されています。

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