フリー株式会社は、LINEからfreee会計に証憑をアップロードできる「LINEレシート電子保存」機能において、新たにグループチャット機能に対応したことを発表した。これにより、個人チャットだけでなく、複数名でやり取りするグループチャットでも証憑のアップロードが可能になる。

例えば、税理士と顧問先がLINEのグループチャット上で行う通常のやり取りに加え、証憑のアップロードもできるようになる。また、複数の会社でfreee会計を利用している場合、会社ごとにグループチャットを作ることで、複数社での証憑管理が簡単に行えるようになる。

freeeは、今年1月から電子帳簿保存法の宥恕期間が終了し、電子取引データを紙で保存することが原則できなくなったことを受け、「LINEレシート電子保存」の開発に着手した。同社が10月に行った意識調査によると、電子帳簿保存の義務化について理解している個人事業主は約64％、大企業は約88％と半数を超えていたが、請求書の受け取り方法が「すべて電子データ」という回答は、個人事業主・法人いずれも10％満たない結果となった。

「LINEレシート電子保存」の利用方法は、「freee公式レシート電子保存」のLINEアカウントを友達登録後、LINEトークルーム内でfreee会計と連携し、レシート・領収書や請求書などの証憑をアップロードするだけだ。一度に同時にアップロードできる写真は9枚までで、PDFファイルのアップロードも可能だ。

freeeは、「スモールビジネスを、世界の主役に。」というミッションのもと、だれもが自由に経営できる統合型経営プラットフォームの実現を目指している。