外食業界のDXを推進する株式会社イデア・レコードが、NECキャピタルソリューション株式会社、サイボウズ株式会社からの第三者割当増資、商工中金からのベンチャーデットにより総額約5億円の資金調達を実施した。これにより、同社の累計調達額は約12億円となる。

イデア・レコードは2012年の設立以来、外食や中食、ホテル業界に特化したサービスを展開してきた。店舗運営における様々な課題に対し、BPOおよびSaaSのソリューションサービスを幅広く提供することで、集客から店舗オペレーション、CRMなど店舗が取り組まなければならない業務をサポートし、売上拡大から運用負荷軽減などに貢献している。

主なサービスとして、外食オールインワンツール「GATE」や各種BPOサービスがある。GATEは店舗型ビジネスに必要な機能を網羅したSaaSのプラットフォームで、予約台帳やモバイルオーダーなどの機能を提供している。また創業から展開しているBPOサービスでは、WEB販促サービスやSNS運用サポート、予約受付コールセンターなどを展開し、システムだけでは対応が難しい業務を人で巻き取るサービスを提供している。

今回の資金調達により、GATEシリーズの拡張や質の高いサービスを安定的に運用していくための開発・カスタマーサクセスの体制強化、データ収集・加工・分析などのコンサルティングやコールセンター、クリエイティブ、販促マーケティングなどのサービス拡大を行う予定だ。

イデア・レコード代表の柏田康雄氏は、「外食企業の成長ドライバーとして、クライアントが直面する課題に対し、その時その時に最適なソリューションをいち早くご提供させていただくために、日々、切磋琢磨してまいりました。今回の資金調達によって、店舗とエンドユーザーの接点すべてのデジタル化を促進させ、質の高いサービスを安定的に運用していくために開発やカスタマーサクセスの体制強化も行います。また、システムだけでは精度の高いサービス提供が難しいデータ収集・加工・分析などのコンサルティングやコールセンター、クリエイティブ、販促マーケティングなどのサービスを拡大してまいります」とコメントしている。