コア、アークエッジ・スペースの月測位衛星システム事業に参画 実証受信機開発へ
東京都世田谷区に本社を置く株式会社コア(代表取締役 社長執行役員:横山 浩二)は、株式会社アークエッジ・スペース(本社:東京都江東区、代表取締役CEO:福代 孝良)が進める月測位衛星システム Lunar Navigation Satellite System(LNSS)事業への参画を発表した。日本・米国・欧州の月測位衛星による相互運用性実証で使用する受信機の開発を担当する。月面における位置情報インフラの構築を通じて、将来の月面探査や月面産業の活動環境整備を目指す。
月面での位置情報インフラ構築を目指すLNSS事業
地球上ではGNSS(衛星測位システム)の信号を受信することで、スマートフォンやカーナビが現在地を表示できる環境が整っている。一方、月面には同様の測位インフラが整備されていない。今後、月面におけるローバーの走行や着陸船の運用、基地建設、資源探査などを安全に行うためには、人や機器がリアルタイムに自らの位置と時刻を把握できる仕組みが求められている。
LNSSは、複数の測位衛星を月の周りに配置して月面へ測位信号を届けるシステムであり、地球上のGPSに相当する測位環境を月にも構築する試みとなる。月面側の受信機が信号を受信・処理することで、自らの位置と時刻を算出できるようになる。
実証受信機の開発と株式会社コアの担当領域
同プロジェクトは、株式会社アークエッジ・スペースがJAXA宇宙戦略基金の技術開発テーマ「月測位システム技術」の実施機関として開発を主導している。
その中で株式会社コアは、LNSSの測位信号を月面で受信し、受信機の位置と時刻を算出するLANS(国際的な月通信・測位の枠組みである「LunaNet」に基づく月測位サービス「Lunar Augmented Navigation Service」)実証受信機の開発を担当する。担当する開発内容は以下の通りとなる。
- 測位アルゴリズムの開発
- 測位精度向上に向けた技術開発
- 受信機ハードウェア設計
株式会社コアは、準天頂衛星システム「みちびき」対応の高精度GNSS受信機の開発経験を活かし、月面ローバーや着陸船をはじめとする各種機器への組込みを見据え、利用しやすく信頼性の高い受信機の実現を目指すとしている。
今後の展望
今後は実証試験を経て、月面ローバーや着陸船などが安全かつ効率的に活動できる環境を整え、将来の月面探査・月面産業を支える位置情報インフラの実現に貢献していく方針を示している。
参画企業の概要
株式会社アークエッジ・スペース
- 所在地:東京都江東区
- 代表者:代表取締役CEO 福代 孝良
- 事業概要:超小型衛星コンステレーションの企画・設計から量産化、運用まで総合的な衛星開発ソリューションを提供する宇宙スタートアップ企業。JAXAの宇宙戦略基金テーマ「月測位システム技術」の実施機関として、月測位実証衛星の開発および月面インフラ構築に向けた取り組みを推進
- URL:https://arkedgespace.com/
株式会社コア
- 所在地:東京都世田谷区
- 代表者:代表取締役 社長執行役員 横山 浩二
- 事業概要:ソリューションプラットフォーマーとして、ICTを通じた社会や産業の課題解決を展開。企画・設計から開発、運用・保守までを一貫して提供
- URL:https://www.core.co.jp/
- 問い合わせ先:株式会社コア 宇宙テックソリューションビジネスセンター(TEL:044-989-5115、E-Mail:gc-sales@core.co.jp)
本記事は株式会社コアの発表をもとに作成。
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