ベッセルの静電気除去機器「G-5」が2026年度グッドデザイン賞を受賞
株式会社ベッセルの静電気除去機器「ニューパワーイオンガン No.G-5」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2026年度グッドデザイン賞」を受賞しました。

同製品は、圧縮エアーを利用して本体内部で発電する仕組みを備えており、電源コードやバッテリーを使わずにエアーホース1本を接続するだけで除電と除塵が行えるガンタイプの機器です。同社は受賞を機に、自動車や家電、電子部品、樹脂成形などの製造現場へ向けて提案を進める方針です。
電源コードを不要にする自己発電技術を採用
従来の電源コード式イオンガンでは、圧縮エアー用のエアーホースと電力を供給する電源コードの計2本を接続する必要があり、作業時の取り回しが課題となっていました。
2025年11月5日に発売された「ニューパワーイオンガン No.G-5」は、供給された圧縮エアーで本体内部の発電ユニットを動かし、基板による自動発電制御を行う技術を導入しています。外径8mmのエアーホース1本のみで稼働するため電源コードの引き回しが不要となり、作業位置の変更や大型ワーク周辺での作業性を高めています。
現場作業に配慮した軽量設計と形状


本体は部品構成の見直しなどにより、従来機G-9の約470gから約22%軽量化された約365gを実現しました。サイズは幅139×奥行51×高さ164mmとなっています。

また、製造ラインで手元より低い位置のワークへ向けて使用する作業を考慮し、握った際にノズルが自然に斜め下を向く形状が採用されました。さらに、ワークを照らすLED照明や運転状態を知らせる表示LED、落下時に保護するノズルガードを備え、清掃しやすい構造も取り入れられています。



本製品は株式会社ベッセルおよび株式会社ベッセル工業を受賞企業・事業主体として受賞しました(受賞番号:26G080546)。審査委員からは、電源コードをなくしたことで取り回しが軽快になる点や断線などの故障要因を減らせる点に加え、長時間の作業負担を軽減する工夫や堅牢性と操作性を兼ね備えたデザインが高く評価されました。
デザインを担当した株式会社ベッセル工業 パワーツール部の永吉健吾氏は、目に見えない静電気除去だからこそ道具としての信頼感や迷わず使えることを重視し、電源コードの排除や調整の自動化、下向き動作に合わせたノズル角度の選定を行ったと述べています。
製品仕様および展示情報
ニューパワーイオンガン No.G-5は、全国の機械工具商、機械工具販売店、ネットショップなどで販売されています。標準小売価格は68,000円(税込74,800円)※2026年10月現在 です。主な仕様は以下の通りです。

- 品名/型式:ニューパワーイオンガン No.G-5
- 発売日:2025年11月5日
- 使用流体/入力圧:クリーンドライエアー/0.2~0.7MPa(定格0.5MPa)
- イオン発生方式:交流コロナ放電式
- 除電時間:±1000V→±100V:1秒以下(0.5MPa、距離150mm)※除電性能に関する数値は同社環境での測定値であり、保証値ではありません
- イオンバランス:±20V以内(~0.4MPa)、±40V以内(~0.7MPa)
なお、2026年10月26日(月)から31日(土)まで東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2026 第33回日本国際工作機械見本市」のベッセルブース(西展示棟1階・西1ホール W1006)にて、実機が展示される予定です。
本記事は株式会社ベッセルの発表をもとに作成されています。
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