JCBとOLTA、Cashmapにファクタリング機能を2026年度末までに連携へ
株式会社ジェーシービーとOLTA株式会社は、新たにファクタリング事業において協業を開始します。ジェーシービーが提供する中小企業・個人事業主向け資金管理・キャッシュフロー改善ポータル「Cashmap」に、「OLTAクラウドファクタリング」をAPI経由で組み込む「エンベデッドファクタリング」として、2026年度末までに連携を開始する予定です。利用者はCashmap上で登録・作成した請求書を起点にファクタリングを申し込み、売掛金を入金期日前に資金化できるようになります。
Cashmapに「エンベデッドファクタリング」を追加
ファクタリングは、企業が商取引で発生した入金待ちの請求書を売却し、早期に運転資金を調達する手法です。今回の取組では、API経由でCashmapに機能を組み込み、利用者が普段使うサービスから資金調達を申し込めるエンベデッドファクタリングの形態をとります。Cashmapは、OLTAのエンベデッドファクタリング提供の第1弾となります。
本機能は、まずジェーシービーの法人カード会員向けCashmapで2026年度末までに提供を開始し、その後、金融機関の法人顧客向けにリリースを予定しているCashmap BusinessおよびCashmap Financeでも提供される予定です。
利用時は、対象の請求書を選択することで申し込みに進むことができます。審査に必要な請求書情報、企業情報、口座明細情報はOLTAへAPI連携できるため、情報入力の手間が軽減されます。審査や債権の買取、回収管理はOLTAが担います。これにより利用者は、資金管理から資金調達の申込みまでを一連の流れで行えるようになります。

協業の背景と中小企業を取り巻く環境
国内ではデフレ・ゼロ金利環境からインフレ・「金利のある世界」への移行が進んでいます。中小企業庁「2026年版 中小企業白書」(2026年7月17日更新)によると、中小企業の現預金残高は2020年度以降増加したもののその後横ばいで推移し、借入金等は再び増加に転じているほか、円安や物価上昇も継続しています。
また、帝国データバンクが2026年9月18日に公表した「日銀の追加利上げが企業に与える影響度調査(2026年9月)」では、「金利のある世界」への移行に伴う中小企業の資金繰りや資金調達環境の変化が指摘されています。
Cashmapではこれまで請求書カード払いやオンラインレンディングなどを提供してきましたが、新たにファクタリングが加わることで、「支払いを遅らせる」「借り入れる」「入金を早める」という複数の資金繰り改善策を選択できるようになります。
Cashmapは、銀行口座やクレジットカード、請求書などの情報を一元管理して将来のキャッシュフローを可視化し、資金需要に応じた改善サービスへ接続できるポータルで、2025年3月からジェーシービーの法人カード会員へ提供されています。
OLTAは、2017年に日本初(※オンライン型ファクタリングサービスを提供する国内主要5事業者が公表しているサービス提供開始年月を比較。2026年10月、OLTA調べ)のオンライン型ファクタリングである「OLTAクラウドファクタリング」の提供を開始しました。48の地域金融機関(2026年10月時点、銀行33行・信用金庫14金庫・信用組合1組合。公表済みで提供開始前の提携は除く)との連携を進めています。
両社は2023年5月に締結した資本業務提携のもとでサービスの共同開発に取り組んでおり、今回の取組はその協業を具体化するものとなります。
両社の概要
株式会社ジェーシービー
- 所在地:東京都港区南青山5-1-22 青山ライズスクエア
- 代表者:代表取締役会長 兼 執行役員社長 二重 孝好
- 設立:1961年1月
- 事業内容:クレジットカード業務、クレジットカード業務に関する各種受託業務、融資業務、集金代行業務、前払式支払手段の発行ならびに販売およびその代行業
- URL:https://www.global.jcb/ja/
OLTA株式会社
- 所在地:東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル4F
- 代表者:代表取締役社長兼CEO 澤岻 優紀
- 事業内容:クラウドファクタリング事業、与信モデルの企画・開発・提供、クラウド請求書プラットフォーム「INVOY」の運営
- URL:https://corp.olta.co.jp/
本記事は株式会社ジェーシービーおよびOLTA株式会社の発表をもとに作成されています。
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