中日新聞社がサステナビリティ推進方針を公表 GHG削減など数値目標を設定
大島宇一郎氏が社長を務める中日新聞社は、創業140年を迎えた9月1日、サステナビリティ推進方針を公表した。2026年1月に公表した新理念体系で掲げた「共生」をキーワードに、持続可能な社会の実現に向けた方向性を示している。同社は新聞発行やメディア事業を軸に、課題解決に向けた取り組みを進める方針だ。
3つの共生領域と具体的な数値目標
基本方針の骨子として、「足元からの共生(人権・多様性)」「街との共生(脱炭素・防災)」「自然との共生(生物多様性)」の3つの領域が定められた。
あわせて会社としての数値目標も設定されており、主な内容は以下の通りとなる。
- 育児休業の取得を希望する社員の取得率を男女ともに100%とする
- 2050年のカーボンニュートラル達成を目指し、自社の温室効果ガス(GHG)排出量を2035年度までに2013年度比で60%削減する(政府目標と同等)
気候変動対策と自然環境への向き合い方
推進方針の全文では、自らの環境負荷を低減しながら地域課題として気候変動に向き合う姿勢が示されている。本社を置く名古屋の年平均気温はこの100年で3.1℃、東京は3.4℃上昇しており、ヒートアイランド現象の影響も加わって農業や漁業、伝統行事などに影響が及んでいると説明する。
また、ごみ処分場計画が撤回された藤前干潟(名古屋市)や、里山を残して愛知万博が開催された海上の森(愛知県瀬戸市)といった市民の声で自然が守られた歴史に言及した。自然と暮らしを両立させる模索が各地で続く中、あらゆる活動を通じて対話の土壌を育んでいくとしている。
推進方針の公開と今後の更新予定

策定されたサステナビリティ推進方針は、具体的な取り組みとともに中日新聞社のコーポレートサイト(https://www.chunichi.co.jp/info)で公開されている。今後も社内での議論を継続し、データや取り組み内容を定期的に更新していく予定だ。
本記事は中日新聞社の発表をもとに作成。
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