有隣堂が全店での2024年ベストセラーを発表

株式会社有隣堂は、創業115周年を迎えた2024年の1年間を振り返る年間ベストセラーランキングを発表した。このランキングは、自社開発の店舗運営システム「Book Store Central(BSC)」を活用して収集した販売データをもとに作成されている。

有隣堂全43店舗の書籍販売数上位タイトルは、全国的に話題の書籍が多く占める中、創業の地である横浜のディープなスポットを紹介した『地球の歩き方 横浜市 2025~2026』が2位にランクインした。この書籍は、横浜銘菓「ハーバー」を手掛ける株式会社ありあけとのオリジナルパッケージコラボや、当社限定の表紙カバーの展開、YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」での『地球の歩き方』編集長の宮田崇氏の出演などを通じ、大きな話題を集めた。

一方、トレンドの発信拠点として位置づけられるアトレ恵比寿店の上位タイトルは、全店ランキングと比較して大きく異なる結果となった。同店のメイン利用者層である30代女性からは、キャリア形成や自分らしく生きるための思考やライフスタイルに焦点を当てたタイトルが注目されている。さらに、プロフィギュアスケーターの羽生結弦氏の写真集が2タイトルランクインしており、店舗限定のオリジナルグッズ「スケートしおり 金/黒」を企画・展開するなど、羽生結弦氏を中心としたフィギュアスケート関連商品を充実させた特設コーナーが多くの支持を集めた。