万博参加支援のLET’S EXPOが2026年度グッドデザイン賞特別賞を受賞
一般社団法人関西イノベーションセンター(MUIC)、東京トラベルパートナーズ株式会社、住友電気工業株式会社が運営するユニバーサルツーリズムプロジェクト「LET’S EXPO」が、2026年度グッドデザイン賞において「グッドデザイン・ベスト100」に選出され、特別賞の「グッドフォーカス賞[新ビジネスデザイン]」を受賞しました。MUIC Kansaiが運営する取り組みとして、両賞を受賞するのは今回が初となります。同プロジェクトは、移動に不安を抱える人々の「2025年大阪・関西万博」への参加を支援し、延べ15万人以上の参加を支えました。
人と人との関係性をデザインした点が評価

2026年度グッドデザイン賞の審査においてLET’S EXPOは、高齢者や障がいのある方のイベント参加を阻む要因を物理的なバリアだけでなく参加に至るまでの人と人との関係にも見いだし、その関係そのものをデザインの対象とした点が高く評価されました。また、会場内での移動支援に加えてバーチャル体験やオンラインツアーを組み合わせ、会場へ行くことだけを唯一の参加方法としなかったことや、2025年大阪・関西万博で培った仕組みが次のイベントへ継承されようとしている点も評価されています。


グッドフォーカス賞[新ビジネスデザイン]は、2026年度に選ばれたすべてのグッドデザイン賞受賞対象の中から、新たなビジネスモデルや新産業の創出、イノベーションの促進に寄与する優れたデザインとして特に認められたものに贈られる賞です。
移動や誘うことへのハードルに応える仕組み


「行こう。あきらめていた人と。」を理念に掲げるLET’S EXPOは、身体的不自由を抱える人々の参加を実現するために2023年に発足しました。


LET’S EXPOが2024年6月に身体的不自由を抱える全国60歳以上の男女471名を対象に実施した調査(※1)では、86.4%が大阪・関西万博に「行きたい」「どちらかというと行きたい」と回答した一方、98.1%が「実際には行けない」「どちらかというと行けない」と回答しました。さらに2025年9月に実施した調査(※2)では、家族や支援者の88.1%が当事者を万博へ「誘いたい」と考えつつ、72.5%が実際には「誘えていない」状況が判明しました。これらを受けて同プロジェクトは、車いすユーザーの押し手サポートや見守りを行う「会場内移動サポート」や、自宅などから参加できる「オンラインツアー」など、当事者と支援者の不安を軽減する仕組みを企画・実施しました。

※1 身体的不自由を抱える高齢者の万博参加意向調査(n=471) ※2 大阪・関西万博に誘うことに関するアンケート調査(n=3,852)
GREEN×EXPO 2027でのサポート提供を予定
LET’S EXPOは、2027年3月19日に開幕する「GREEN×EXPO 2027」において、株式会社ツクイや日本財団ボランティアセンター(発表資料内では公益社団法人、公益財団法人の両表記あり)とともに、会場内移動サポートを提供する予定です。2025年大阪・関西万博で培った移動支援やボランティア運営の知見を活かし、肢体不自由や視覚障がいなどで移動が困難な人々の思いに応えるため、公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会や関係団体との連携を進めていくとしています。
LET’S EXPOの運営体制

プロジェクトの運営およびデザインは、以下の企業・団体が担当しています。
- 一般社団法人関西イノベーションセンター(所在地:大阪府大阪市中央区伏見町三丁目6番3号、代表者:理事長 堀 直樹)
- 東京トラベルパートナーズ株式会社(所在地:東京都渋谷区代々木3丁目22番7号 新宿文化クイントビル14階、代表者:代表取締役 栗原 茂行)
- 住友電気工業株式会社(所在地:大阪市中央区北浜4-5-33、代表者:代表取締役社長 井上 治)
- 株式会社kenma(デザインパートナー、所在地:東京都新宿区新小川町8-24-1 実森ビル3F、代表者:代表取締役 今井 裕平)
本記事は一般社団法人関西イノベーションセンターなどの発表をもとに作成しています。
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