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全国ワークスタイル変革大賞2026 近畿大会、最優秀賞に神戸市が選出

全国ワークスタイル変革大賞実行委員会は、堺市および堺DX推進ラボとの共催により2026年10月14日(水)に開催した「全国ワークスタイル変革大賞2026 近畿大会」の審査結果を発表しました。

当日は近畿の企業・自治体7組が登壇し、デジタルを活用した働き方の変革に関する公開プレゼンテーションを実施しました。戦略性・浸透度・成果・再現性・デジタル技術の活用・熱意の6つの観点で審査が行われた結果、最優秀賞に神戸市(兵庫県)、堺DX推進ラボ賞に和田精工株式会社(大阪府堺市)が選ばれました。両組織は2026年12月16日(水)に東京で開催される全国大会へ、近畿エリアの代表として出場します。

神戸市と和田精工の取り組み

最優秀賞に選ばれた神戸市は、「業務量データとAI活用で実現する現場起点の業務改革モデルの構築」と題して発表を行いました。生産年齢人口が30年間で約35%減少する見込みのなか、約300の全所属を対象にタスク単位で業務量を調査し、職員自らTableauで集計・可視化しました。生成AIとkintoneを組み合わせた問い合わせ対応の仕組みを構築し、効果を検証した解決策を6種類の「業務改革パッケージ」として展開しています。メールでの問い合わせは年2,012件から1,092件へと約46%減少し、1件12分換算で年間184時間の削減を達成しました。2026年9月末時点で140所属に導入され、導入所属の約9割が効果を実感しており、年間約148,000時間の業務負担削減を見込んでいます。審査では、業務をタスク単位まで分解してパッケージ化し、現場ヒアリングを重ねて庁内展開を見据えた点が高く評価されました。

堺市内の組織のうち最高得点となった組織に授与される堺DX推進ラボ賞には、和田精工株式会社が選ばれました。同社はベアリング製造と射出成形を手がける1934年創業・従業員80名のメーカーで、堺・貝塚・和歌山の3拠点を構えています。2015年に3名で発足した新規事業グループを中心に「プチ自動化」を積み重ね、Raspberry Piやオープンソースを用いた外観検査機などの自作や、VPNとWebカメラによる拠点間連携を進めました。これによりロボットの簡易なエラー解除を遠隔で行えるようになったほか、2025年7月にはDX認定を取得しました。不足している時間を具体的に見極めて必要な分だけ自動化した点や、現場の抵抗を乗り越えて定着させた点が評価されています。

優秀賞・奨励賞に選ばれた各組織の変革

優秀賞および奨励賞には、以下の組織が選出されました。

優秀賞

  • ヤンマーグリーンシステム株式会社(発表タイトル:楽しさはDXの武器になる。〜Johnとつくる、誰もが一歩を踏み出せる職場〜)

犬のデジタルキャラクター「John」を案内に据え、RPAや生成AIナレッジ「教えてJohn」を活用。年間5,000時間の削減を実現し、改善提案の増加につなげました。

  • ダイハツ工業株式会社(発表タイトル:人が変わる、組織が変わる。社員が主役の自律型ワークスタイル変革)

DX人材の7段階の定義に基づく研修や事例集アプリの運用を展開。PCを持つ社員の生成AI利用率は90%を超え、年間約24万時間(試算)の業務時間を削減しました。

奨励賞

  • 株式会社エクセディ(発表タイトル:問い合わせ対応を“中断業務”から“営業資産”へ〜知見を共有し、人が育つ仕組みづくり〜)

クラッチに関する問い合わせ対応の自動化により体制を3名から1名に省力化し、蓄積データをAIやRPAで営業担当へ共有する仕組みを整えました。

  • 八代製薬株式会社(発表タイトル:時間に縛られない働き方が新事業を生む―八代製薬のワークスタイル変革)

kintoneへの情報集約や在宅勤務制度化により、経理の月次締めを5日から1日に短縮。2025年11月には子会社の株式会社Hachidai Lab.を設立しました。

  • 株式会社S.vision.(発表タイトル:DX認定を起点に挑戦した物流×福祉企業のワークスタイル変革ー人の価値を最大化するDX戦略ー)

2026年5月のDX認定取得を機にGoogleスプレッドシートや生成AIを導入し、確認時間を50%削減。月間応募者数は98名から231名に増加しました(2025年5月と2026年5月の比較)。

  • 名称:全国ワークスタイル変革大賞2026 近畿大会
  • 開催日時:2026年10月14日(水)13:30〜16:30
  • 会場:大阪公立大学 イノベーションアカデミー スマートエネルギー棟(大阪府堺市中区学園町1番1号)
  • 主催:全国ワークスタイル変革大賞実行委員会
  • 共催:堺市・堺DX推進ラボ
  • 審査員:木村 琴絵(一般社団法人ノーコード推進協会 理事)、松本 国一(一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会 生産性向上部会 部会長/富士通株式会社 シニアエバンジェリスト)
  • 全国DX推進パートナー:株式会社kubell、株式会社セールスフォース・ジャパン
  • 運営協力:モノデジタル株式会社、株式会社クレヴァシステムズ
  • 後援:近畿経済産業局、近畿総合通信局、大阪府、日本商工会議所、全国商工会連合会、全国中小企業団体中央会、(一社)日本中小企業診断士協会連合会、(一社)テレコムサービス協会
  • 公式サイト:https://workstyle-transformation-awards.jp/

主催団体の概要

全国ワークスタイル変革大賞実行委員会は、事務局を一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会が運営しています。

  • 名称:一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会(JDX)
  • 事務局所在地:〒102-0074 東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル5F KSフロア
  • 代表者:代表理事 森戸 裕一
  • 発足:2010年6月(法人化:2010年10月)
  • 事業内容:DX推進人材の育成、自治体DX推進プロジェクト、産業振興・政策提言ほか
  • URL:https://jdxa.org

本記事は全国ワークスタイル変革大賞実行委員会の発表をもとに作成。

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