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アクセルスペースとASPINA、共同開発のリアクションホイールを軌道上実証へ

株式会社アクセルスペースは、宇宙用機器を対象にした軌道上実証サービス「AxelLiner Laboratory(アクセルライナーラボラトリー)」(AL Lab)の適用第一号として、ASPINA シナノケンシ株式会社と共同開発した「リアクションホイール」の軌道上実証を今後実施する予定であることを明らかにした。本機器は同社の小型衛星「GRUS-3(グルーススリー)」の内1機に搭載されている。実証の開始時期については、決定次第改めて案内される。

短納期化を目指し共同開発した姿勢制御機器

今回実証の対象となるリアクションホイールは、2020年より株式会社アクセルスペースとASPINA シナノケンシ株式会社が共同開発を行ってきた100kg級人工衛星向けの姿勢制御機器である。

リアクションホイールは衛星の基幹部品でありながら、納期が長く高額な傾向にあるとされている。そのため両社は、小型衛星での使用に合った品質レベルを備えながらも、受注から出荷まで2~3か月という短納期を実現させることを目指してきた。

不具合確認の衛星で軌道上実証を実施へ

今回の実証では、リアクションホイールの信頼性、姿勢制御性能および環境特性の検証が行われる。実証中に取得されたデータはASPINA シナノケンシ株式会社に提供され、今後の開発や製品化に役立てられる予定だ。

本リアクションホイールを搭載したGRUS-3は、2026年7月7日(日本時間)に打ち上げられた。搭載先は不具合が確認された4機のうち1機であるが、当該衛星での軌道上実証は可能であるため、今後実証が進められる。

開発の背景と参画組織の概要

GRUS-3のミッションを搭載する衛星汎用バスシステムの開発は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による補助事業「宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業(超小型衛星の汎用バスの開発・実証支援)/ 衛星コンステレーションのワンストップサービス実現に向けた超小型衛星実証事業」(2023-2026年度、※2021-2022年度は経済産業省直執行事業にて実施)に基づいている。

関連組織およびサービスの概要は以下の通り。

  • 株式会社アクセルスペース:東京都中央区に拠点を置き、代表取締役を中村友哉が務める。2008年創業。衛星開発・運用事業「AxelLiner(アクセルライナー)」や地球観測データ提供事業「AxelGlobe(アクセルグローブ)」などを展開している。
  • ASPINA シナノケンシ株式会社:長野県上田市に拠点を置き、代表取締役社長を金子行宏が務める。1918年に信濃絹絲紡績株式会社として創業し、1962年より精密モータ事業に参入した。
  • AxelLiner Laboratory(アクセルライナー ラボラトリー):小型衛星を活用し、100度を超える温度変化、放射線、真空などの過酷な環境にさらされる宇宙用機器の軌道上での動作実績取得を支援する実証サービス。

本記事は株式会社アクセルスペースの発表をもとに作成。

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