シャープがサステナビリティレポート2026を発行 2025年度の実績を公表
シャープは、環境・社会・ガバナンス(ESG)に関する2025年度の取り組み実績を中心にまとめた「サステナビリティレポート2026」を発行した。同社は事業活動を通じた社会課題の解決と持続的な企業価値の向上を目指し、ステークホルダーに向けてESGに関する考え方や進捗状況を公開している。
SDGsへの貢献と事業活動の具体事例
レポートでは、AIoT家電や太陽光発電・蓄電池、省電力のカラー電子ペーパーディスプレイ、AQUOS由来の再生プラスチック活用といった具体事例を挙げ、各事業の製品やサービスがSDGsへ貢献している状況を紹介している。
温室効果ガス排出量を2021年度比56.0%削減

気候変動への対応として、長期環境ビジョン「SHARP Eco Vision 2050」を策定しており、2030年までに自社活動に伴う温室効果ガス排出量を、2050年までにサプライチェーン全体の温室効果ガス排出量をともにネットゼロとする目標を掲げている。
2025年度の自社活動に伴う温室効果ガス排出量は600千t-CO₂となり、2021年度比で56.0%削減した。また、製品・サービスによる社会全体の排出削減を示す削減貢献量については、電子ペーパーディスプレイとLEDディスプレイを新たに算定対象に加え、140千t-CO₂を達成したとしている。
自然関連情報の開示とLEAPアプローチ分析
生物多様性に関する取り組みでは、2026年3月に「TNFD Adopters」(自然関連財務情報開示タスクフォースの提言に沿った情報開示を行う意思を表明した企業・団体)に登録し、順次情報開示を本格化している。本レポートでは、国内外の生産拠点を対象にLEAPアプローチによる分析を実施したことなどが報告されている。LEAPアプローチは、自然との接点を「発見(Locate)」し、依存と影響を「診断(Evaluate)」、リスクと機会を「評価(Assess)」したうえで、対応と情報開示を「準備(Prepare)」する、TNFDが示す分析手法を指す。
人的資本戦略と人権リスクの開示
人材に関する取り組みでは、「成長を支える人材の育成・獲得」と「多様な人材が活躍する環境づくり」を人材戦略の柱として掲げ、AI/デジタル人材、グローバル人材、次世代リーダーの育成などを紹介している。
人権に関する取り組みでは、人権デュー・ディリジェンスの推進体制とプロセスを整理し、事業領域、事業活動地域、固有のリスクを踏まえて特定した13項目の主な人権リスクを開示している。
サステナビリティレポート2026およびサステナビリティ情報は、以下のウェブサイトで公開されている。
- 日本語版:https://corporate.jp.sharp/eco/report/
- 英語版:https://global.sharp/corporate/eco/report/
- シャープのサステナビリティについて:https://corporate.jp.sharp/eco/
本記事はシャープの発表をもとに作成。
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