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コクヨのプロダクトや取り組み10件が2026年度グッドデザイン賞を受賞

公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2026年度グッドデザイン賞において、大阪市に本社を置くコクヨ株式会社(社長:黒田 英邦)のプロダクトや取り組みなど10件が受賞した。あわせて、受賞デザインの中から選ばれる審査委員セレクション「私の選んだ一品」に、同社の透明文具「TRANSPARENT MECHANISM(トランスペアレント・メカニズム)」が選出された。今回の受賞には、高いデザイン性を持つ文具や家具のほか、インクルーシブな開発プロセスを取り入れた製品や社内展示イベントが含まれている。

審査委員セレクション「私の選んだ一品」に選出

「私の選んだ一品」は、2026年度の受賞デザインを対象に、全101名の審査委員がお気に入りの一品として選んだ88品を選出・展示する企画である。今回選ばれた「TRANSPARENT MECHANISM」は、高い透明度とわずかな着色で内部機構の美しさを際立たせた高透明文具シリーズで、可動部に配したアクセントカラーによって仕組みの可視化と直感的な操作性を実現している。

審査委員を務めたインダストリアルデザイナーのEdward Barber氏は、同製品について「この文房具コレクションは、デザインのコンセプトから完成形に至るまで、非常に綿密に考え抜かれています」と評価した。

多様な空間と用途に対応する受賞家具

家具分野では、オフィスや公共空間の多様なニーズに応える複数の製品が選ばれた。

  • 「yuimori(ユイモリ)」カフェスペース・テーブル ym-04:国産木材を活用し、天然木の風合いとオフィス家具の使いやすさを両立したカフェテーブル。素材ごとに分解できる構造を採用している。
  • マルチテーブル「Opt(オプト)」:天板中央のスリットにコンセントやオプション類を収める設計により、空間に調和するデザインと広い机上面を確保したテーブル。
  • ラウンジチェアー「Arm chair(アームチェアー)」:ハイエンドブランド「SAIBI」シリーズ初となるチェアーで、ハイグレード家具シリーズ「SAIBI-LX(サイビ・エルエックス)」として高い座り心地を追求した。
  • 新感覚オフィスチェアー「ingCloud(イングクラウド)」:重力を利用して体圧を流動的に分散させるコクヨ独自の「3Dウルトラオートフィット機構」を備え、長時間のスクリーン作業における快適性を目指した次世代チェアー。
  • ミーティングチェアー「R Chair(アールチェアー)」:背もたれのチルト機能と工具不要のクッション交換構造を備え、自社回収再生樹脂「Loopla」を採用したロングライフ設計の製品。

学びや対話、企業文化を支える製品と展示企画

文具やコミュニケーション関連、社内での取り組みからも受賞作が出ている。

  • 「Campus ANY LINER(キャンパス エニーライナー)」:独自開発のインクと2タイプのペン先を備え、辞書などの薄い紙でも裏うつりしにくい2ウェイ・ラインマーカー。
  • コミュニケーションモジュール「hangout(ハングアウト)」:インクルーシブデザインのワークショップにおいて、エクストリームユーザーとの対話や観察を通じて開発された、自然な姿勢や交流を促すモジュール家具。
  • ロビーチェアー「FORSE(フォルセ)」:インクルーシブプロセスを経て、多様なシートバリエーションと一枚板の背面パネルにより、待ち時間のストレス軽減を図ったロビーチェア。
  • 企画展「SUTENAI STATION exhibition(ステナイステーション・エキシビジョン)」:ゴミ分別マナーの改善を目的に、清掃スタッフの視点を様々な手法で伝えることで共感と行動変容を促した社内展示企画。

2026年度グッドデザイン賞の概要

グッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承するデザイン評価・プロモーション活動である。暮らしの質の向上や社会課題の解決にデザインを活かすことを目的に毎年実施されており、「Gマーク」はその象徴として広く知られている。

本記事はコクヨ株式会社の発表をもとに作成。

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