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志摩市で近鉄のレストラン列車運行へ 伊勢志摩国立公園は指定80周年

三重県東南部に位置する志摩市で、域内のほぼ全域を占める伊勢志摩国立公園が2026年11月20日に指定80周年を迎える。同市では記念式典が開催されるほか、近畿日本鉄道によるレストラン列車「Les Saveurs 志摩」が2026年11月1日(日)より運行を開始する予定だ。橋爪 政吉市長が率いる同市は、秋冬シーズンに向けて絶景スポットやグルメ、各種観光キャンペーンの情報を発信している。

近畿日本鉄道は、レストラン列車「Les Saveurs 志摩(レ・サヴール・しま)」を2026年11月1日(日)から運行する。近鉄名古屋駅と賢島駅を結び、車窓からの景色とともに三重県産の食材を用いたフレンチを提供する。メニューは志摩観光ホテルの樋口総料理長が監修する「フレンチコース」と、近鉄・都ホテルズが監修する「フレンチ膳」の2種類が用意される。

また、1946年(昭和21年)に戦後初の国立公園として指定された伊勢志摩国立公園は、2026年11月20日(金)に80周年を迎える。同公園は志摩市、伊勢市、鳥羽市、南伊勢町の3市1町で構成され、区域の約96%が私有地となっている。指定日の11月20日(金)には志摩市で記念式典が催され、子どもたちによる「ふるさと探求!国立公園教室」プレゼンテーションや4地域からのライブ中継、合唱団による合唱、伊勢志摩80宣言、地域団体による出展ブースなどが予定されている。

志摩市内には、英虞湾の景観を楽しめるスポットが複数存在する。標高140メートルの高さから約60の小島やリアス海岸を一望できる横山展望台には横山天空カフェテラスが整備されている。なお、同展望台では11月24日から3月1日まで(予定)工事による規制が実施される。また、英虞湾の東側に位置する桐垣展望台からは、賢島や間崎島、前島半島を望む夕陽の景観が知られている。

さらに、全国に16基ある「のぼれる灯台」のうち、大王埼灯台と安乗埼灯台の2基が市内に立地している。外洋の大海原を一望できる大王埼灯台は来年(2027年)に点灯100周年を迎え、同年には灯台ワールドサミットが志摩市で9年ぶりに開催されることが決定している。2つの灯台をめぐることで受け取れる大安御朱印も扱われている。

伊勢えびやあのりふぐなど「御食国」に根ざす秋冬の食文化

古くから朝廷や神宮に食料を献上していた歴史から「御食国(みけつくに)」と呼ばれる志摩市には、豊富な水産物や郷土食が存在する。

  • 伊勢えび:三重ブランドに認定。産卵期である5月から9月末までを禁漁とし、網の数の制限や小型の個体の再放流など資源管理が行われている。
  • あのりふぐ:伊勢湾から熊野灘で取れる体重700g以上の天然とらふぐで、三重ブランドの一つ。10月に延縄漁が解禁され、12月から2月に最も旬を迎える。
  • きんこ(干し芋):志摩ブランドに認定される郷土食。隼人芋(はやといも)を使用し、全国的にも珍しい伝統製法「煮切り干し製法」で作られ、12月頃から出荷を迎える。
  • 的矢かき:磯部町の的矢湾で生産され、通常他県では2~3年間養殖するカキを1年で出荷する。例年12月頃から2月まで旬が続き、特殊な飼育法による「清浄 的矢かき」も展開されている。
  • てこね寿司:江戸時代にカツオ漁の船上で考案された漁師飯が発祥とされる郷土料理で、文化庁の「100年フード」に認定されている。
  • ブランド豚:名産の「あおさのり」などを食べて育つ「志摩あおさ豚」や、志摩産アコヤ貝微粉末と地ビール(伊勢角屋麦酒)のモルト粕を加えた飼料で育つ「伊勢志摩パールポークほろよい」がある。

移動手段の導入や割引など観光キャンペーンを展開

志摩市内では、観光客の利便性向上や周遊を促す複数の取り組みが行われている。

国府白浜では、2027年3月19日(金)までの期間、周辺を散策できる電動キックボード「LUUP」が導入されているほか、鵜方駅から国府白浜を結ぶ「国府白浜VIEWタクシー」も運行されている。

日本航空株式会社との連携では、航空券と宿泊を組み合わせる「JALダイナミックパッケージ」内に特設ページ『志摩でしか味わえない心に残るすてきな旅』を開設し、旅行代金の一部助成やオプショナルプランの販売を2027年2月28日(日)まで実施している。

東海旅客鉄道株式会社と近鉄グループホールディングスの連携による観光キャンペーン「志摩にしました。」第2弾では、2026年12月31日(木)まで、EXサービス会員向けのEX旅先予約において英虞湾を舞台にした体験型コンテンツが用意されている。

本記事は志摩市の発表をもとに作成。

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