KADOKAWAが新メディア「メクリメクル」を始動
KADOKAWAは、ライトノベルなどエンターテインメント小説ファン向けの新メディア「メクリメクル」を2025年春にサービス開始すると発表した。これに伴い、2019年から運用してきたライトノベルのレコメンドサービス「キミラノ」を新メディアに移管し、1988年創刊のライトノベル文芸誌「ドラゴンマガジン」を2025年5月号(2025年3月発売)をもって休刊する。
「メクリメクル」は、ライトノベルやキャラクター文芸などの”エンタメ系”小説の情報・話題を提供しつつ、アニメ、マンガ、イベント、音楽、声優など、関連するエンターテインメントを一緒に楽しめるWEBマガジンとして展開される。「キミラノ」や「ドラゴンマガジン」などの運用経験を活かし、読者とのコミュニケーションの場として整備していく方針だ。
「キミラノ」は、サービス開始から5周年を迎えた2024年3月19日以降、「メクリメクル」立ち上げと同時に一部コンテンツを移管し、単体のサービスとしてはクローズする。現在開催中の「次にくるライトノベル大賞」は継続し、今後はライトノベルに留まらず、エンタメ系小説の魅力を届けていく。
一方、「ドラゴンマガジン」は、創刊35周年を迎えた2023年以降、読書環境の変化を受けて紙の雑誌では役割を担いきれなくなっていると判断し、休刊を決定した。新しい形でのメディアサービスを提供していくことを目指している。
KADOKAWAは、「メクリメクル」のローンチ前の情報を、キミラノ公式Xなどで随時公開していく予定だ。ライトノベルや新文芸領域におけるメディア戦略の一新により、読者により良いサービスを提供していくことが期待される。