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久米設計が手掛けた2施設が2026年度グッドデザイン賞を受賞

株式会社久米設計が設計を手掛けた「ふじみ野ステラ・ウエスト」および「Panasonic XC OSAKA」の2作品が、2026年度グッドデザイン賞を受賞しました。

同社は1932年の創設以来、数多くの都市や建築の設計を手掛けており、現在は東京都江東区潮見2-1-22に本社を置いています。取締役社長は井上宏氏で、約450名の資格を有する専門家を含む約650名の社員を擁し、国内外の幅広いプロジェクトに取り組んでいます。

文化施設と図書館を融合した「ふじみ野ステラ・ウエスト」

埼玉県ふじみ野市大井中央2-1-8に位置する「ふじみ野ステラ・ウエスト」は、大井中央公民館と大井図書館を建て替える設計・施工、および20年間の維持管理を行うPFIのプロジェクトです。建蔽率40%という厳しい条件をクリアするため、図書館をあえて4層に分散配置し、各階のホールホワイエと隣接させ、低い家具のみで区切ることでイベントのない日は一体的に利用可能としました。

住宅街である街並みと調和させるため、低い「箱」が建ち並ぶ意匠を採用し、構造的にも建築全体を支える耐震要素として構成しています。ホールは街に見立てた「箱」に囲われた広場のような設えとし、外構にもベンチを設けるなど、文化活動と図書館の相互利用を促す工夫が施されています。

審査委員からは、使われていない時に街との関係が希薄になりがちなホール空間に対し、ホワイエ空間を図書館として共存させることで開かれたデザインを実現している点などが評価されました。

大阪府大阪市中央区末広町2-40に竣工した「Panasonic XC OSAKA」は、グローバルな企業グループの事業会社・関係会社が主として入居する地上12階建てのテナントオフィスビルです。テナントビルとしてのシンプルさと効率性を追求しつつ、各階の緑陰あるウェルネスデッキや最上階のスカイテラス、歩道と一体となった1階の開放的なピロティ空間などを備えています。

環境面では多様な省エネルギー技術を導入して「ZEB Oriented」認証を取得したほか、RE100の取り組みとしてCO2フリー電力による運用を見据えた全電化システムを構築しました。また、国際的な認証であるLEED(BD+C(CS))のCertifiedや、WELL認証(GOLD)も取得しています。

審査委員は、グリッドデザインとグリーンカーテンのバルコニーを両立させたエシカルなデザインや、特別な設備を導入せずにワーカーのウェルネス空間と高い省エネ性能を実現した手法を評価しています。

受賞施設の概要

ふじみ野ステラ・ウエスト

  • 名称:ふじみ野ステラ・ウエスト
  • 所在地:埼玉県ふじみ野市大井中央2-1-8
  • 建築主:ふじみ野市
  • 設計者:久米設計
  • 施工者:アルソシア建設(総合)/近藤建設(建築)/関電工(空調・給排水・電気)/サンケンエンジニアリング(舞台機構設備)/松村電機(舞台照明設備)/ヤマハサウンドシステム(舞台音響設備)
  • 延床面積:7,539.79㎡
  • 階数:地上4階地下1階
  • 構造:RC/SRC/S
  • 竣工:2023年9月

Panasonic XC OSAKA

  • 名称:Panasonic XC OSAKA
  • 所在地:大阪府大阪市中央区末広町2-40
  • 建築主:パナソニック ホールディングス株式会社
  • 設計者:久米設計
  • 施工者:松村組
  • 延床面積:26,720.65㎡
  • 階数:地上12階
  • 構造:S
  • 竣工:2024年8月

本記事は株式会社久米設計の発表をもとに作成されています。

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