「声」とAIで本人確認手段を拡充。カストイントコジャパンがハイペリオンへ「SpeakerMatch」をOEM提供
CC-JPの音声照合技術をハイペリオンのPassProofへOEM提供


CATEGORY: テクノロジー
株式会社アクリートの連結子会社であるCustIntCo Japan株式会社(以下、CC-JP)は、ハイペリオン株式会社との間で、音声照合技術「SpeakerMatch」をハイペリオン社の製品へ組み込んで提供するOEM提供契約を締結しました。
ハイペリオン社は、この技術を自社のパスワードレス認証ソリューション「PassProof」へ統合し、本人確認の選択肢の一つとして音声照合を提供します。この取り組みは、アクリートグループの成長戦略における「AI技術を含む独自のソリューション」展開の一環に位置づけられています。
オンラインサービスの増加に伴い、IDやパスワードの管理負担や、パスワードの使い回し、フィッシング、不正アクセス、オンラインや電話口でのなりすましといったセキュリティ課題が続いています。こうした状況を背景にPasskeyをはじめとするパスワードを使わない認証方式の普及が進む一方、スマートフォンの紛失や機種変更、アカウントの再登録・復旧、登録端末の変更、重要な取引や各種設定変更など、ログイン以外の場面における本人確認手段が求められています。
米国国立標準技術研究所(NIST)が2025年7月にデジタルアイデンティティに関するガイドライン「SP 800-63-4」の最終版を公表するなど、国際的にも本人確認の議論が進んでいます。ハイペリオン社はこれらを踏まえ、本人・端末・意思・取引を結び付ける独自の「デジタルトラスト構想」を推進しており、「PassProof」をその中核ソリューションとしています。
音声照合技術「SpeakerMatch」の特長とPassProofへの統合

「SpeakerMatch」は、株式会社アクリート、CC-JP、およびシンガポールのCustIntCo Pte Ltd(以下、CC社)の3社が共同開発した音声照合技術です。CC社が有する「Genie AIエンジン」のAI・プロファイリング技術を活用し、本人の発話から独自のアルゴリズムで「声の特徴データ」を抽出することで、自由発話による本人照合を行うとともに、録音音声によるなりすましを高精度に検知する機能を備えています。
今回の提供によって、「PassProof」が活用する携帯電話番号や端末情報などの認証要素に「SpeakerMatch」による音声照合が加わります。セキュリティ対策の「5層モデル」において、この組み合わせは第4層「確認・認証」(誰が、どの端末で、何を意図して操作したかの確認)に位置づけられ、登録端末が利用できない場合や電話口での手続きなどで本人確認を補強する追加手段として活用されます。
今後の展開
CC-JPとハイペリオン社は、「PassProof」を中核として「SpeakerMatch」を含む複数の認証手段を組み合わせ、ログインだけでなく端末変更、アカウント復旧、重要操作、電話チャネルなど、パスワードレス化後も残る本人確認課題への対応を共同で推進していく方針です。
関係各社の概要
- CustIntCo Japan株式会社
- 所在地:東京都千代田区神田小川町三丁目28番5号
- 代表取締役:田中 優成
- 設立:2026年7月
- 資本金:1,000万円
- 事業内容:CC社製品の日本市場における独占的な商業化、流通、サポート業務
- ハイペリオン株式会社
- 所在地:東京都千代田区平河町2-5-5 全国旅館会館1階(常駐住所:東京都港区虎ノ門3-8-25 近鉄虎ノ門ビル6階)
- 代表取締役:ドワイト・ポール・ラム (Sales and Marketing)、菱沼 昇 (Technology and Innovation)
- 設立:2023年5月30日
- 資本金:1,000万円
- 事業内容:パスワードレス認証ソリューション「PassProof」の開発・販売
- 株式会社アクリート(東証グロース:4395)
- 所在地:東京都千代田区神田小川町3-28-5 axle御茶ノ水3階 301
- 代表取締役社長:株本 幸二
- 設立:2014年5月
- 資本金:765,279千円
- 事業内容:A2P-SMS配信サービス事業、次世代セキュリティソリューション・AIプロダクト展開等
本記事は株式会社アクリート、CustIntCo Japan株式会社、ハイペリオン株式会社の発表をもとに作成されています。
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