東京ガスとSHIFT、総額150億円の共同出資ファンド設立へ
東京ガス株式会社と株式会社SHIFTは、株式会社SHIFTの連結子会社である株式会社SHIFTグロース・キャピタル(SGC)が設立する投資事業有限責任組合への共同出資について基本合意した。出資総額は150億円で、組成日は2026年12月1日(予定)とされている。両社はIT・ソフトウェア関連企業への投資を通じて、日本企業のDXや事業変革の後押しを目指すとしている。

事業環境が変化する中、DXやAI活用による業務変革や生産性向上へのニーズが高まっている。特に国内の製造業をはじめとする業種では、人手不足やコスト上昇、設備の老朽化などの課題を背景に、業務効率化やAI活用の需要が拡大しており、変革を支えるIT・ソフトウェア企業の重要性が増している。

こうした環境認識のもと、本ファンドではシステム開発・運用、システムインテグレーション、IT人材サービス、ソフトウェア開発・販売などの領域で事業を展開する企業を主な投資対象として想定している。
両社の知見を組み合わせた成長支援
本ファンドでは、東京ガスが法人顧客との事業で培ってきた顧客基盤やエネルギーデータに基づく設備運用の知見と、株式会社SHIFTが有するM&Aおよび投資先企業の成長支援ノウハウを組み合わせる方針だ。
東京ガス株式会社の常務執行役員 ソリューション共創本部長である清水 精太氏は「本ファンドを通じて幅広い企業との接点を築き、新たなM&A機会の創出とソリューション事業の成長加速につなげることで、SHIFTとともに日本の産業の持続的な発展に貢献してまいります」とコメントしている。また、株式会社SHIFTグロース・キャピタルの代表取締役である小島 秀毅氏は、両社の強みを掛け合わせることで単独では実現が難しい投資機会を創出し、両社の企業価値向上に貢献していく考えを示している。

発表されたファンドの概要は以下の通り。
- 名称:SGC-TG1号投資事業有限責任組合
- 所在地:東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー
- 組成日:2026年12月1日(予定)
- 投資対象:国内のシステムインテグレーターおよびシステムエンジニアリングサービス提供企業のうち、高い成長可能性および企業価値向上の余地を有する企業
- ファンド総額:150億円(東京ガス:66.7%(予定)、SHIFTおよびSGC:33.3%(予定))
- 投資期間:7年間(うち投資期間3年)
- 出資者:無限責任組合員:SGC、有限責任組合員(優先出資):東京ガス、有限責任組合員(劣後出資):SHIFT
関連する両社の取り組み
東京ガス株式会社は、ソリューション事業ブランド「IGNITURE」のもとでGX・DX等の技術を活用した経営課題解決策を展開しており、製造業領域ではAIを用いた生産計画の最適化など現場の効率化につながるデジタルソリューションの拡充を進めている。
一方、株式会社SHIFTは投資機会の発掘から投資実行、PMI、投資先企業の成長支援までを一貫して担う投資プラットフォームの構築を進めており、本ファンドを通じて投資先企業の事業成長と企業価値向上に共同で取り組むとしている。
本記事は株式会社SHIFTの発表をもとに作成。
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