Dellows News

愛媛建築研究所の宇和島市青少年交流センター ホリバタが2026年度グッドデザイン賞受賞

愛媛県松山市の株式会社愛媛建築研究所が設計監理を手がけた「宇和島市青少年交流センター ホリバタ」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2026年度グッドデザイン賞を受賞しました。

同施設は宇和島市の旧市立中央図書館を改修し、中高生を中心とした青少年が気軽に集える居場所および自由に過ごせる活動拠点へと生まれ変わった施設です。

旧図書館を青少年の活動拠点へ改修

宇和島市青少年交流センター ホリバタは、段床を挿入した空間構成により、勉強や交流、休息など複数の自由な居場所が連続する「居場所のグラデーション」を形成し、一人から集団まで多様な過ごし方を受け止める設計となっています。

2023年のプロポーザルから宇和島市と議論が重ねられ、高校生とのワークショップでは家具や空間の使い方だけでなく、「誰がどう運営するか」という議論にも発展しました。2026年4月1日にリニューアルオープンして利用が開始されています。

施設の詳細は以下の通りです。

  • 名称:宇和島市青少年交流センター ホリバタ
  • 事業主体:宇和島市
  • 設計監理:株式会社愛媛建築研究所(担当:白石卓央、石崎了一朗)
  • 所在地:愛媛県宇和島市堀端町1−25
  • 面積・構造等:敷地面積 2,000.21㎡、建築面積 836.97㎡、延床面積 2,039.27㎡、改修対象面積(1階)669.71㎡、鉄筋コンクリート造 地上3階建

高低差を設けた空間構成を審査委員が評価

審査委員は、地域の公共資源を新たな価値と活動を生む施設へ再編したプロジェクトであるとした上で、従来の公共青少年施設と異なり高低差を設けることで緩やかに区切り、居心地や重心を操作することに成功している点を評価しました。

また、既存の建物を壊さずに別目的の施設へ生まれ変わらせるコンバージョンという行為が長寿命化につながり、改修後の利用者数の実績から見ても明確な利用目的を設定するだけが正解ではないとし、地方都市の課題への道標になるとコメントしています。

GOOD DESIGN EXHIBITION 2026でパネル展示を実施

2026年10月31日(土)~11月4日(水)に開催される、2026年度グッドデザイン賞の全受賞対象を紹介するイベント「GOOD DESIGN EXHIBITION 2026」において、作品のパネルが展示されます。

株式会社愛媛建築研究所の実績

白石卓央が代表取締役を務める株式会社愛媛建築研究所は、40年以上にわたり愛媛県内を中心に建築の設計監理を行ってきた建築設計事務所です。建築を通じて新たな活動や価値を生み出すことを大切にしています。

同社におけるグッドデザイン賞の受賞は、2021年度の「ひみつジャナイ基地」(松山市)に加え、2026年度に受賞した「ブルーワックスワイナリー」(松山市)と「宇和島市青少年交流センター ホリバタ」(宇和島市)の2件を合わせて計3件となります。

本記事は株式会社愛媛建築研究所の発表をもとに作成されています。

アクセスランキング

今日

1週間