福岡大学病院が熊本地震の被災地にDMATとDPAT派遣 患者搬送や精神保健支援を実施
福岡大学病院は、2026年7月に発生した熊本地震を受け、被災地へ災害派遣医療チーム(DMAT)と災害派遣精神医療チーム(DPAT)を派遣した。DMATは発災直後から現地入りし、患者搬送や被災医療機関の支援などを通じて地域医療の維持にあたった。またDPATは避難所や被災者宅を訪問し、相談対応や精神科医療機関への受診調整など精神保健面での支援を実施した。
DMATによる患者搬送と医療提供体制の確保
DMATは発災直後から現地で活動を開始し、被害を受けた医療機関への支援や患者搬送など、地域医療の維持に向けた対応にあたった。
具体的には、建物の損壊によって継続入院が困難となった病院から人工呼吸器装着患者を搬送したほか、断水した医療機関へ簡易トイレを設置するなど、医療提供体制の確保に努めた。


3次にわたるDPATの派遣と精神保健支援
DPATは8月1日(土)から17日(月)にかけて3次にわたり活動を実施した。避難所や被災者宅を訪問して相談対応を行うとともに、必要に応じて精神科医療機関への受診調整や搬送支援を行った。


活動にあたっては、行政やDMAT、保健師など多職種と連携しながら、支援が途切れることのないよう後続隊への引き継ぎにも取り組んだ。
隊員が実感した精神保健支援と連携体制の重要性
現地で活動した隊員からは、災害時には医療支援だけでなく、避難生活による不安やストレスを抱える被災者に寄り添う精神保健支援が重要であることを改めて実感したとの意見があがった。
さらに、多職種や関係機関との連携を通じて、日頃からのネットワークづくりや継続的な支援体制の整備が、円滑な災害対応につながることを学んだとの報告が寄せられている。
派遣された医療チームの概要
今回派遣されたチームの概要は以下の通りとなっている。
- DMAT(Disaster Medical Assistance Team):医師、看護師、業務調整員(医師・看護師以外の医療職および事務職員)で構成され、大規模災害や他傷病者が発生した事故の現場に、急性期(おおむね48時間以内)に活動できる機動性を持った、専門的な訓練を受けた医療チーム
- DPAT(Disaster Psychiatric Assistance Team):自然災害等の集団災害の後に被災地に入り、精神科医療および精神保健活動の支援を行う専門的なチーム
【関連リンク】
- 福岡大学病院ウェブサイト
本記事は福岡大学病院の発表をもとに作成しています。
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