NTTドコモの映像配信サービス「Lemino」にて、オリジナルドキュメンタリー番組『NumberTV』の第11話が2024年12月26日より独占無料配信されている。第11話には、オリンピック2大会連続メダリストで世界選手権の日本人史上初の連覇を果たしたフィギュアスケート界のレジェンド、宇野昌磨が登場する。

宇野は5歳の時、浅田真央から声をかけられたことをきっかけにフィギュアスケートを始めた。幼少期から非凡な才能を示し、小学3年生で全国大会に初出場。4位に終わった悔しさが、競技者としての自覚を芽生えさせるターニングポイントとなった。

しかし、競技者としての道のりは平坦ではなかった。2013年から約5年間、トリプルアクセルが飛べず大きな挫折を味わう。そんな彼を変えたのは、先輩の無良崇人の「4回転、試してみたら？」という言葉だった。当時のフィギュア界でもトップスケーターにしか挑めなかった4回転ジャンプを、宇野は1か月半という驚異的な速さで成功させた。

平昌オリンピックでは銀メダルを獲得したが、その後はコーチとの別れ、孤独との戦い、結果が出せない試合が続き、どん底の時期を迎える。そんな彼を救ったのがステファン・ランビエールコーチとの出会いだった。技術以上に精神面を支える彼との出会いが、宇野を再び世界の頂へと導いた。

「挫折は苦しく辛いものだけど、それだけ本気で取り組んできた証拠でもある。そして、その先にあるのは必ず成長」と宇野自身が語るように、成功へのプロセスとして乗り越えた数々の困難が、彼の競技人生に詰まっている。