貝印がユニーリサーチのAIインタビューを導入 調査工数を大幅削減
ダイレクトリサーチプラットフォーム「ユニーリサーチ」を運営する株式会社プロダクトフォースは、貝印株式会社における新機能「ユニーリサーチ AIインタビュー」の活用事例を公開した。貝印は新商品のコンセプト検証を目的に同機能をトライアル導入し、調査会社に依頼する場合と比べて工数を大幅に削減した。対象者の募集からレポート生成までの全工程が迅速に進み、担当者2名のみで調査を完結させている。
週末を費やす定性調査の負担を解消へ
1908年の創業から118年を迎える貝印株式会社は、岐阜県関市での刃物づくりから始まり、調理用品やカミソリ、化粧小物など刃物を中心に約1万点の製品を国内外に展開している。同社マーケティング部では新商品開発のヒントを得るリサーチ業務を担っていたが、従来の定性調査では週末を費やすなど手間や時間がかかる点が課題となっていた。新商品のコンセプトに関する仮説の方向性を確かめるタイミングと合致したほか、商品企画で重視する世界観などの情緒面を引き出しやすい定性調査へのニーズとも一致したため、トライアル導入を決定した。

20名の募集からレポート生成まで2時間20分で完了
今回の導入では、20名の対象者募集からインタビューの実施、レポートの自動生成までが2時間20分で完了した。AIエージェントが一問一答にとどまらず理由や背景まで掘り下げて質問したことで、人間同士のインタビューに近い深い受け答えが得られたほか、AI相手であることでかえって率直な回答が得られる発見もあったとしている。
また、外部の調査会社に依頼する際に生じていた稟議書の作成や会場招集などの調整がほとんど発生せず、担当者2名だけで他業務のかたわらに調査を完結させた。工数は少なくとも10分の1以下に抑えられ、生成されたレポートやグラフ画像、CSVデータをそのまま社内共有できるため報告資料をつくり直す手間も省けたという。さらに、想定より高い価格帯への需要が見えるなど意外な回答が得られたほか、選択肢形式のアンケートでは集約されがちな情緒的な生の声も多様な言葉で収集できた。
同社マーケティング部の安西詩乃氏は、社内調整の負担が軽減されチームメンバーを総動員するような一大プロジェクトを2人だけでコンパクトに実施できたと振り返っている。また、同部の杉田美穂氏は、商品企画で求められる情緒的な声をAIインタビューでもしっかり引き出すことができ、十分に質の高い回答が集まったと感じたと述べている。
国内での実績づくりを経て海外調査への展開も見据える
貝印の海外売上比率は約50%にのぼり、今後は人口増加が見込まれる新興地域へのマーケティングにも力を入れていく方針を掲げている。現地渡航が必要になるなど実施ハードルが高い海外の定性調査において、オンラインかつ顔が見える形で深掘りが可能なAIインタビューは大きな貢献となる可能性があるとし、国内での活用実績を積みながら海外調査への展開も見据えている。
「ユニーリサーチ AIインタビュー」は、人に代わってAIエージェントが音声対話を通じて質問や回答の深掘りを行うサービスである。100名規模の調査を最短当日で完了し、文字起こしから集計、レポーティングまでの工程を自動化する。
「ユニーリサーチ」の概要および運営会社情報は以下の通り。
- プラットフォーム名:ユニーリサーチ
- 実績:累計4,000社・95,000件以上
- 認定・評価:コンシューマー向けセルフインタビュー調査サービスの年間インタビュー調査件数(調査期間:2024年9月~2025年8月)、ユニーク登録企業数(調査期間:2025年8月末時点)でNo.1((株)東京商工リサーチ調べ)
- 公式サイト:https://unii-research.com/business
- サービス詳細:https://unii-research.com/business/ai-interview/
- 会社名:株式会社プロダクトフォース
- 代表者:代表取締役CEO 浜岡 宏樹
- 所在地:東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー 23F
- 設立:2023年1月
- 事業内容:ダイレクトリサーチプラットフォーム「ユニーリサーチ」の開発・運営
- コーポレートサイト:https://productforce.co.jp
本記事は株式会社プロダクトフォースの発表をもとに作成。
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