手帳を使う高校生はスマホ離れ意識高い傾向 NOLTYプランナーズ実態調査
株式会社NOLTYプランナーズは、高校生469名を対象に「手書きでの記録習慣と心・行動に関する実態調査」を実施しました。
調査の結果、日常的に手帳やノートでスケジュール管理や記録を行う生徒は、非利用者に比べてデジタルデトックスへの意識や自律的な意思決定が高い傾向にあることが明らかになりました。
こども家庭庁の「『令和7年度青少年のインターネット利用環境実態調査』調査結果(概要)」によると、高校生のネット平均利用時間は6時間44分(前年度から24.6分増)で、1日5時間以上利用する生徒は63.3%(同6.5ポイント増)にのぼっています。

今回の調査でスマートフォンの利用時間を尋ねたところ、手帳・ノート非利用者の45.20%が「5時間以上」と回答し、利用者を14.2ポイント上回りました。また、手帳・ノート利用者の58.90%が「スマホから離れる時間を作っている」と答えた一方、非利用者の42.40%は「特に意識したことはない」と回答しています。

感情の整理と悩みへの対処法
「モヤモヤの原因がわかる」「失敗から気持ちを切り替えられる」という項目に対して「そう思う・ややそう思う」と答えた割合は、手帳・ノート利用者のほうが非利用者よりそれぞれ14.0ポイント、11.6ポイント高くなりました。

悩みやショックがあったときの対処法では、手帳・ノート利用者は「家族や友人に直接話す」(26.03%)が最も多く、「ノートや手帳など、自分しか見ない場所に書き出す」(14.61%)が続きました。これに対し、非利用者は「音楽を聴く、動画を見るなど別のことをして気を紛らわせる」(30.40%)が最多で、「誰にも言わず、自分の中だけで抱え込む」(21.20%)と答えた割合も手帳・ノート利用者を上回りました。

自律的な意思決定と生活改善への意識

周囲の評価に関わらず「自分の考えや気持ちを優先する」と回答した割合は、手帳・ノート利用者が23.74%、非利用者が13.20%で、10.5ポイントの差がみられました。

生活や心の状態に対する改善意識については、手帳・ノート利用者は具体的な課題を挙げる割合が高く、改善したい課題があると答えた割合は95.89%に達しました。一方、「特に改善したいことはない」と答えた割合は、非利用者が19.2%だったのに対し、手帳・ノート利用者は4.1%にとどまっています。
専門家による心理学的観点からの考察
臨床心理士・公認心理師の中島 美鈴 氏は、手帳やノートに日々の経験や気持ちを書き留めて見返す習慣が、自分の関心や価値観を確かめる機会になっている可能性を指摘しています。
中島 氏は「日常の振り返りを重ねることは、中高生が進路を考える際に、自分の関心や価値観を言葉にしていく一つの支えになりうるでしょう」と見解を述べています。
調査概要と会社概要
【調査概要】
- 調査対象:日常的に手帳やノートなどアナログツールを使ってスケジュール管理や記録をしている高校生219名、日常的に手帳やノートなどアナログツールを使ってスケジュール管理や記録をしていない高校生250名、計469名
- 調査期間:2026年8月19日~2026年8月28日
- 調査方法:Webアンケート
【会社概要】
- 社名:株式会社NOLTYプランナーズ
- 本社所在地:東京都中央区新川1-4-1 住友不動産六甲ビル3階
- 代表取締役:細野 肇
- HP:https://www.noltyplanners.co.jp/
本記事は株式会社NOLTYプランナーズの発表および、こども家庭庁の「『令和7年度青少年のインターネット利用環境実態調査』調査結果(概要)」をもとに作成しています。
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