NinjaOne、エージェント型AIテクニシャン(IT運用を支援するAI)「Katana AI」と、AIエージェントの利用を統制する「NinjaOne MCPサーバー」を発表
NinjaOneがKatana AIとNinjaOne MCPサーバーを発表
CATEGORY: テクノロジー
NinjaOneは、IT運用の支援とガバナンス強化を目的とした新製品「Katana AI」および「NinjaOne MCPサーバー」を発表しました。両製品は同社プラットフォームのセキュリティや権限管理機能の上に構築されており、IT部門が定めた統制のもとでインシデントの切り分けから修復までの迅速化を図ります。同社は新製品への投資を通じ、統合エンドポイント管理(UEM)分野での自律型IT運用への取り組みを推進するとしています。
IT運用の根本原因を特定し対応策を推奨するKatana AI
Katana AIは、デバイスのテレメトリ、履歴、アラート、アクティビティを分析して考えられる根本原因を特定するエージェント型AIテクニシャンです。修復アクションやスクリプトを含む対応策を日常的に使用する画面上で推奨し、技術者による複雑なIT課題の迅速な解決を支援します。汎用モデルの知識のみに依存せず、組織固有のデバイス履歴やアラート傾向、蓄積されたノウハウを活用することで、システムの実際の挙動を反映した推奨を行います。
外部AIエージェントの統制と連携を担うNinjaOne MCPサーバー
NinjaOne MCPサーバーは、IT部門が導入している外部のAIエージェントに対し、Katana AIと同様の分析・状況把握能力を提供する仕組みです。外部エージェントは同サーバーを経由してNinjaOneのデータを参照し、プラットフォーム上で直接操作を実行できます。操作は既存のロールベースの権限によって統制されるため、接続する全てのAIエージェントを単一の連携窓口と共通のガバナンスモデルのもとで管理することが可能です。また、同社のAIアーキテクチャはトークン消費の効率を重視して設計されており、コストの管理と予測に対応します。
既存のAI製品群と自律型パッチ管理による機能連携
同社は過去1年間にマイナーリリース43件とメジャーリリース6件を提供する研究開発体制を敷いており、今回の新製品もその基盤の上に位置付けられています。プラットフォーム内では、特許を取得した自律型パッチ管理機能をはじめ、以下のAI関連機能が提供されています。
- AIを活用した「Vulnerability Management」:定期スキャンを行わずにソフトウェアの脆弱性を継続して特定。自律型パッチ管理との組み合わせにより、業界平均の43日(※1)に対し数分でのパッチ適用と修復を目指す
- 「NinjaOne Remote」のクラウド録画:ローカルストレージを使わず、AIで要約した監査証跡を即座に作成
- 「NinjaOne Browser Management」:未承認のAI利用を含むブラウザ拡張機能やURLの可視化とリスク評価を実施
※1 Verizon「2026 Data Breach Investigations Report」
組織による管理と信頼性を重視したAI開発方針
市場調査会社IDCのフィル・ホックマス(Phil Hochmuth)氏は、IT環境で生じるデータ量の増加に伴い、状況把握や原因調査による時間損失を防ぐため、システム基盤と密接に連携した信頼できるAIツールが必要である旨を指摘しています。また、NinjaOneのマット・ヘイスティングス(Matt Hastings)氏は、IT部門の課題解決にはAIの安全性や統制が不可欠であるとし、組織が動作を予測・統制できる形での開発を推進していると説明しています。
本記事はNinjaOneの発表をもとに作成されました。
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