米Fisica、製品開発基盤にPTCのCreoとWindchillを採用
米PTC(本社:米国マサチューセッツ州、CEO:ニール・バルア、NASDAQ:PTC)は、防衛関連製品メーカーのFisica Applied Technologies, Inc.(以下、Fisica)が、製品設計・開発基盤としてPTCのCreoおよびWindchillを採用したことを発表した。Fisicaは航空機搭載用および地上設置型アンテナ、電磁システムおよびシミュレーター、高耐久バッテリーなどを手掛けている。今回の導入により、4つの事業部門と複数拠点にまたがるエンジニアリング環境の標準化を図る。
組織統合に伴うデジタル基盤の標準化
L3Harrisからのスピンオフおよび主要アンテナシステムプロバイダー3社との統合を経て設立されたFisicaは、4つの事業部門と複数拠点にまたがるエンジニアリング組織間の連携を支える、統一された信頼性の高いデジタルエンジニアリング基盤を必要としていた。
同社は、シームレスなコラボレーションを実現するとともに、複雑な防衛関連プログラムに求められる設計の一貫性、構成管理、トレーサビリティの確保を目的として、CADのCreoおよびPLMのWindchillを選定した。CADとPLMを共通プラットフォーム上で運用することで、短期的な業務要件への対応と長期的な事業成長の双方を支える統合エンジニアリング環境を実現するとしている。
迅速な立ち上げと信頼性の維持
Fisica Applied Technologies ビジネスディベロップメント担当バイスプレジデントのAdam Erskine氏は、「複数の組織とエンジニアリングチームを統合するにあたり、標準化は不可欠でした。当社のチームがこれまで培ってきた知識や経験を生かせる技術基盤を採用したことで、迅速な立ち上げと効率的なコラボレーションを実現し、初日からデータやプロセスに対する高い信頼性を維持することができました」と述べている。
PTCは、Creo、Windchillをはじめとする製品ポートフォリオを通じて「インテリジェント製品ライフサイクル」のビジョンを推進している。
これにより、製造業および製品開発企業が製品データ基盤を構築し、その価値を企業全体に拡張するとともに、AI主導の変革を加速できるよう支援する。製品データの幅広い活用により、高品質な製品の迅速な市場投入や、製品の複雑性管理、規制やコンプライアンスへの効果的な対応が可能になるとしている。
発表企業および関連法人の概要
- Fisica Applied Technologies, Inc.:3つの主要アンテナシステムプロバイダーの統合によって設立された防衛関連企業。ミッションクリティカルな航空宇宙・防衛分野向けに先進的なソリューションを提供している。
- PTC(NASDAQ:PTC):米国マサチューセッツ州ボストンに本拠を置く。7,000名以上の従業員が世界30,000社以上の顧客企業をサポートしている。
- PTCジャパン株式会社:1992年3月設立の日本法人(本社:東京都中央区、社長執行役員:神谷 知信、国内4事業拠点)。
本記事は米PTCが2026年9月15日に発表した報道資料をもとに作成。
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