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龍子記念館で高橋龍太郎コレクション連携展を開催へ 川内理香子と川端龍子が対話

公益財団法人大田区文化振興協会は、大田区立龍子記念館にて、精神科医・高橋龍太郎氏のコレクションと連携した展覧会「川内理香子 LOVE, Wild Grape, Tiger, heart」を令和8(2026)年9月12日から11月8日まで開催する。

同展は、現代アーティストが日本画家・川端龍子(1885-1966)の作品と向き合う企画展「川端龍子プラスワン」の前期として実施される。記念館の展示室に加え、隣接する旧川端龍子邸やアトリエでも作品が展示される予定となっている。

現代アーティストと近代日本画の共鳴を探る

高橋龍太郎コレクションは、1990年代から収集が始められた3,500点以上におよぶ日本の現代美術コレクションである。龍子記念館では令和3(2021)年のコラボレーション企画展を皮切りに、同コレクションとの連携企画を継続して開催してきた。

今回の「川端龍子プラスワン」では、前期に川内理香子氏、後期(令和8年11月21日~翌年1月24日、近藤亜樹「吾は、わたしは、」)に近藤亜樹氏が出品する。現代作家と川端龍子の対話による空間を構成し、まもなく没後60年を迎える川端龍子の作品の再解釈や再評価を試みる。

川内氏は、川端龍子の作品について「私の作品に繰り返し登場するモチーフと共通するものが少なくない」とし、表現としての共通性を手がかりに双方の作品に新鮮な見え方がもたらされることへの期待を寄せている。

多様な素材で表現する川内理香子の作品を展示

川内理香子氏は1990年生まれで、第1回CAF賞保坂健二朗賞(2014年)やVOCA賞(2022年)を受賞するなど国内外で評価を高めているアーティストである。食や神話を起点に、身体や生命、他者性といった普遍的なテーマを絵画のほか針金、ネオン管、大理石など多様な素材を用いて制作している。

本展では、高橋龍太郎コレクションが所蔵する《LOVE》(2024)や《The tiger jumps over a dancing pretzel》(2024)、針金を使用した《limb》(2018)、ドローイング《grow》(2019)などを展示する。これらを大田区立龍子記念館が所蔵する川端龍子の《虎の間》(1947)や《山葡萄》(1933)などの大画面作品とともに並置する。

会期中は作品展示のほか、複数の関連イベントが予定されている。

9月27日(日)には展示室内で高橋龍太郎氏と川内理香子氏によるアーティストトークが開催されるほか、学芸員らによるギャラリートークも複数日程で実施される。

また、国の登録有形文化財である旧川端龍子邸アトリエ内に入室して川内氏の作品を鑑賞できる「アトリエ内見学」(会期中の金・土・日・祝日、各回先着15名の事前予約制)や、東京都の「東京文化財ウィーク」に合わせた龍子公園の特別公開事業への参加も予定されている。

展覧会の開催概要

  • 展覧会名:川内理香子 LOVE, Wild Grape, Tiger, heart
  • 会期:令和8年9月12日(土)~11月8日(日)
  • 開館時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
  • 休館日:月曜日(9月21日、10月12日は開館、9月24日、10月13日は休館)
  • 会場:大田区立龍子記念館(東京都大田区中央4-2-1)
  • 入館料:一般1,000円、中学生以下100円(65歳以上、未就学児、障害者手帳所持者とその介護者1名は無料)
  • 主催:公益財団法人大田区文化振興協会
  • 協力:高橋龍太郎コレクション、医療法人社団こころの会、WAITINGROOM

本記事は公益財団法人大田区文化振興協会の発表をもとに作成。

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