豊田通商 金属資源部、Notion CRM Agent Systemを先行導入
豊田通商の金属資源部がNotion基盤のAIエージェントシステムを先行導入
CATEGORY: ビジネス


株式会社Modelistは、豊田通商株式会社のサーキュラーエコノミー本部 金属資源部において、Notion CRMを起点とする「Notion CRM Agent System」の先行導入プロジェクトを支援した。
この取り組みでは、Notion CRMをプロセスデータ基盤とし、案件や会議、活動、意思決定の経緯といった組織のプロセス情報を企業や人物と連携させるAIワーク基盤を構築した。これにより、日々のビジネスデータをもとに会社や個人を特定できるAIインプットリソースとして活用し、人とAIが協働できる環境を整備した。
導入の背景と金属資源部の課題
豊田通商 金属資源部は、電気自動車や半導体などに用いられるレアメタル(クリティカルミネラル)を対象に、資源開発とトレーディングを展開している。資源の確保には長期にわたる判断と経験知が求められる一方、2025年春の組織再編による部の規模拡大や経験者の異動を控え、個人に蓄積された知見をいかに組織へ引き継ぐかが課題となっていた。
会議記録や案件の検討経緯、対外的な交渉論点が分散している状況では、確認や共有の往復が増え、判断が属人化しやすくなる。同部では単なる業務の部分的効率化にとどまらず、顧客・企業・案件・会議・活動の情報を結びつけ、後任者も文脈をたどれる仕組みの構築を目指した。
Notion CRM Agent Systemの仕組みと活用
金属資源部で進められている「Notion CRM Agent System」は、単なる情報の検索や要約にとどまらず、経験者の思考の型を業務ごとのエージェントとして扱える形にする取り組みである。同部では、金属資源部 部長 青木努氏をはじめとする社員の活動履歴や交渉の文脈を踏まえて論点整理や壁打ちを行う「青木エージェント」など、リーダーシップ陣の個人エージェントの生成と活用を開始した。
本システムは以下の3つの柱で構成されている。

- CRMデータ基盤:企業・人物・案件・会議・活動をつなぎ、判断の根拠と経緯をたどれる状態にする
- 業務エージェント:経営層エージェントのように役割ごとの視点・論点・進め方を呼び出し、論点整理や壁打ちを支援する
- 実行と学習の循環:プロンプトのコマンド実行により活用のハードルを下げ、AIのアウトプットを全社共通DB(権限制御可)へ出力して組織全体で共有・再利用する
今後の展開
今後は、青木エージェントから始まった取り組みを部内の役割や業務ごとのエージェントへ広げる構想である。部内教育を通じてAI・データ活用のばらつきを解消しながら利用者を増やし、さらに全社規模での展開に向けてセキュリティや既存ツールとの連携など社内関連部門との検討を段階的に進める方針としている。
Modelistは、豊田通商全社における情報セキュリティ・ツール活用の方針検討、CRMデータ基盤の設計、業務エージェントの設計・実装、活用方法の教育と定着支援を通じて支援を継続する。
関係各社の概要
豊田通商株式会社
- 名古屋本社(本店):愛知県名古屋市中村区名駅四丁目9番8号(センチュリー豊田ビル)
- 東京本社:東京都港区港南二丁目3番13号(品川フロントビル)
- 代表者:取締役社長 今井 斗志光
- 事業内容:各種物品の国内取引、輸出入取引、外国間取引、建設工事請負、各種保険代理業務 等
- URL:https://www.toyota-tsusho.com/
株式会社Modelist
- 所在地:東京都港区北青山一丁目3番1号 アールキューブ青山3階
- 代表者:代表取締役 呉縞慶一
- 事業内容:NotionCRMサービス提供・コンサルティング、アプリケーション開発
- URL:https://modelist.jp/
本記事は株式会社Modelistの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



