【AI×クリエイティブ実態調査第2弾】AIを使う20代に「選ぶ」壁?「選ぶことに苦手意識」をもつ20代は約8割
アマナのAI調査、20代利用者の77.3%が「選ぶことに苦手意識」
CATEGORY: テクノロジー
株式会社アマナは、企業のマーケティング・クリエイティブ担当者を対象に実施した「AI×クリエイティブに関する調査」の結果を発表しました。
調査によると、AIツールを利用する20代の77.3%が「選ぶことに苦手意識がある」と回答し、50代の43.2%を34.1ポイント上回りました。また、AI導入後の工程である「プロンプト作成」「アウトプットの修正」「評価」「最終判断」のいずれについても、約4人に3人が負担を感じている実態が浮き彫りとなっています。
20代利用者の約8割が選ぶことに苦手意識
AIツール利用者における年代別の集計では、20代の77.3%が「選ぶことに苦手意識がある」と回答したのに対し、50代では43.2%にとどまりました。さらに、AIを週4日以上利用する20代に限ると、86.3%が「選ぶことに苦手意識がある」とし、89.0%が「AI出力の評価・判断に何らかの壁がある」と回答しています。
AIツールを利用する担当者の86.4%が制作スピードの向上やコスト削減などの効果を挙げる一方で、AI導入後の各工程に対して「負担ではない」と言い切れない割合は、プロンプト作成(AIへの指示・言語化)で74.0%、アウトプットの修正(改善指示)で73.7%、評価(アウトプットの良し悪しの判断)で74.9%、最終判断(世に出す・出さないの決定)で73.2%となりました。


評価や判断の基準不足と求められるスキル

AIのアウトプットを評価・判断する際に「何らかの壁がある」と答えた人は79.1%に達しました。その理由としては、「良し悪しを判断する基準が社内で統一されていない」(29.9%)が最も多く、「選んだ理由や修正指示を、人に説明する自信がない」(28.3%)、「ブランドらしさを判断する基準が自分の中にない」(21.8%)が続いています。

AI時代に「より重要になるスキル」としては、「言語化能力」「編集力」「感性」のいずれかを挙げた人が81.6%を占めました。一方、「今後不要になるスキル」には、「情報収集やレポート作成」(38.4%)、「ツール操作などのオペレーション」(37.0%)、「決まったフォーマットへの処理・整形」(34.7%)が挙がっています。
懸念されるリスクはブランドの均質化・平坦化
AIによる人材不足のリスクについては、72.6%が「ブランドの均質化・平坦化」を挙げました。内訳は、「それっぽい」だけの低品質なコンテンツが量産されブランド価値が毀損することが27.1%、競合他社と似通った、没個性化したクリエイティブになることが24.3%、ブランドの文脈に合わない不適切なアウトプットが世に氾濫することが21.2%となっています。なお、「炎上や権利侵害など、致命的なミスが起きる」は18.1%でした。
調査概要
- 調査名:AI×クリエイティブに関する調査
- 調査対象:企業のマーケティング・クリエイティブ担当者(宣伝・広告・ブランド・事業企画)
- 有効回答数:N=354名(対象者400名)
- 調査期間:2026年8月26日~9月1日
- 役職構成:経営者・役員17.5%/部長以上27.3%/マネージャー23.5%/一般職31.8%
- 企業規模:100名未満35%/100〜499名20%/500〜999名13.3%/1,000名以上31.8%
- 職種:マーケター92.3%/クリエイター7.8%
- 調査実施:株式会社ネオマーケティング
株式会社アマナの概要
東京都品川区東品川2-2-43に本社を置く株式会社アマナ(代表取締役:金子剛章)は、1979年4月設立。資本金は100百万円、従業員数は連結で520名(2026年1月1日現在)です。同社はコミュニケーションデザイン事業を展開し、AI専門組織「A³|amana AI Architects」などを通じてクリエイティブ開発の支援も行っています。
本記事は株式会社アマナの発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



