仙台市、スタートアップ支援プログラムを開始
仙台市は、研究開発型スタートアップの事業成功確度向上を支援するため、「CxO候補マッチング&資金調達伴走プログラム」の募集を開始した。本プログラムは、仙台・東北の大学の研究成果(技術シーズ)の事業化を目指す研究者や研究開発型スタートアップを対象としている。
研究者が持つ優れた技術やアイデアをサービスとして社会実装するためには、戦略策定や商業化に向けた研究を牽引するCxO(最高経営責任者)の参画が必要不可欠だが、特定の技術領域に関する専門性や経営者としての事業経験を有する候補者数は少なく、接点を持つ機会・手段が少ないという課題がある。また、新しい技術を用いて提供するサービスに対する市場の需要や競合状況、マイルストーン等が不透明な場合、事業の成功確度や収益性をベンチャーキャピタル(VC)に対して伝えることが難しく、資金調達が難航するケースが発生する。
本プログラムでは、CxO候補者・スペシャリストとのマッチング、クローズドネットワーキングイベントへの招待、事業課題解決に向けた6ヶ月間の伴走支援、VCメンタリングなどを提供。これにより、事業の成功確度を高め、研究者の優れた技術の社会実装を加速することを目指す。
採択数は5者程度で、書面審査を実施する。参加費は無料。応募締切は2024年5月31日(金)17時で、支援期間は採択後から2025年3月までとなっている。
仙台市は、研究開発型スタートアップの経営層コミュニティを運営するupto4株式会社と共に、本プログラムを通じて仙台・東北のスタートアップの事業推進を支援し、スタートアップ・エコシステムを加速させていく方針だ。