レンチングとカイハラ、3種のリヨセル繊維を用いた新デニムコレクションを発表
木材由来繊維を展開するレンチング・グループは、日本のデニムメーカーであるカイハラ株式会社と提携し、「REMOD Collection」を発表しました。このコレクションは広島県にあるカイハラ株式会社の一貫生産工場で織り上げられ、レンチングのデニム用途向け繊維3種類が中核を成しています。オランダで2026年10月14日~15日に開催されるKingpins Amsterdamにて初披露される予定です。


3種類のリヨセル繊維を活用した新コレクション
「REMOD Collection」の中核を成すのは、「テンセル™リヨセル スタンダード」、「テンセル™リヨセル – HV100」、そして「テンセル™リヨセル dtex 2.2」の3種類の繊維です。コレクションはコットンデニム本来の表情と日本のデニムづくりの職人技に、優れた風合いと快適性を組み合わせて構成されています。
展開されるラインナップは、厚手のメンズジャケット、中厚手のワイドレッグジーンズやストレッチジーンズ、コットンを使用しないカジュアルシャツ用生地まで多岐にわたります。コットンを使用するものと使用しないものの両方の生地構成を含み、多様な繊維のブレンド比率が追求されています。
特性の異なる繊維が生み出す質感と機能
採用されている各繊維は、それぞれ独自の質感や表情を持っています。「テンセル™リヨセル – HV100」はVariocut技術を用いて繊維長に意図的な変化を持たせることで、コットンのような自然なムラ感やマットで不透明感のある表情を生み出します。
繊維長51mm(および38mm)の「テンセル™リヨセル dtex 2.2」は、標準的な繊維よりも太く、ドライで硬めの風合いとリネンを思わせるスラブ感をもたらし、シルエットを維持したい生地に適しています。また、「テンセル™リヨセル スタンダード」は柔らかさやドレープ性、色の深みを提供します。
カイハラ株式会社 本社工場 生産管理本部 マーケット企画室長の前原章浩氏は、それぞれの繊維の特長を生かしてデニムの価値向上を図り、デニム本来の表情と柔らかさ、ドレープ性、快適性を兼ね備えた生地を実現したと述べています。
13カ国の約50社へ拡大するミルパートナー
イノベーション推進が1周年を迎える「テンセル™リヨセル – HV100」は、ネットワークの拡大を続けています。2025年10月のKingpins Amsterdamで5カ国17社のミルとともに発表された後、2026年4月までに9カ国37社に拡大しました。今回の第3弾ではインドのミルが初めて加わり、ネットワークは13カ国の約50社へと広がります。
既存の機械、工程、薬剤をそのまま使用できるため、パートナーは追加の設備投資を行うことなく導入が可能です。レンチングは、2026年10月14日~15日に開催されるKingpins Amsterdamのイエローゾーンにあるレンチングブース19で、「REMOD Collection」や最新繊維製品を展示します。
- 売上:26.0億ユーロ
- 公称生産能力(繊維):1,110,000トン
- 従業員数(フルタイム当量):7,738名
本記事はレンチング・グループの発表をもとに作成されています。
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