小学生の児童書読書実態調査、3割以上が学年目安と異なる対象年齢の本を読んでいると判明
小学生の子どもを持つ保護者を対象にした調査により、普段から児童書を読む小学生のうち3割以上が、学年目安とは異なる対象年齢の本を読んでいる実態が明らかになりました。
調査を実施した株式会社新興出版社啓林館によると、小学生の半数以上が日常的に児童書を読んでおり、読む本の選定は約7割が子ども自身で行っているとされています。また、保護者の4割以上が子どもの読解力について学年目安とは異なると感じていることも示されました。
小学生の半数以上が普段から児童書を読書、本の選定は子ども自身が約7割
小学生の子どもが普段児童書を読むかどうかを尋ねたところ、「はい」が57.7%、「いいえ」が42.3%となりました。学齢別に見ると、小学1~2年生が58.0%、小学3~4年生が56.4%、小学5~6年生が58.6%となり、学齢が上がっても読む比率はほとんど変わらない傾向が示されています。
普段から児童書を読む子どもの保護者に、本を誰がどのような基準で選んでいるかを聞いた設問では、「自分の興味や関心に合わせて子どもが自ら選んだ」(43.1%)、「対象年齢や読みやすさに合わせて子どもが自ら選んだ」(13.8%)、「学校や友人などのすすめで子どもが自ら選んだ」(11.1%)の合計が68.0%となり、約7割が子ども自身で選んでいることがわかりました。学齢別では小学1~2年生が54.6%だったのに対し、小学3~4年生は76.4%、小学5~6年生は73.3%と、小学3年生以降は7割を超えています。なお、保護者が選ぶ基準としては「子どもの興味や関心に合わせて親が選んだ」が14.5%でした。
3割以上の小学生が学年目安とは異なる対象年齢の児童書を読書
普段読んでいる児童書の対象年齢は、「小学校中学年向け」が33.8%、「小学校低学年向け」が32.3%、「小学校高学年向け」が24.0%という結果でした。
子どもの学齢と読んでいる児童書の対象年齢を照らし合わせると、学年目安とは異なる対象年齢の児童書を読んでいる割合は、小学1~2年生で32.7%、小学3~4年生で36.8%、小学5~6年生で38.5%となりました。学齢を問わず、児童書を読む小学生の3割以上が学年目安と異なる本を読んでいることが判明しています。

保護者の4割以上が学年目安と読解力の違いを認識、低学年では3割が高いと回答


子どもの読解力について学年目安と比べてどう感じるかを尋ねたところ、1位は「学年目安と同程度」で56.0%でした。一方で、「学年目安よりかなり高い」(4.3%)、「学年目安よりやや高い」(20.9%)、「学年目安よりやや低い」(15.1%)、「学年目安よりかなり低い」(3.7%)を合わせると44.0%となり、保護者の4割以上が学年目安とは異なると感じていることがわかりました。

読解力が学年目安より高い(「学年目安よりかなり高い」と「学年目安よりやや高い」の合計)と感じている割合を学齢別に見ると、小学1~2年生が30.9%、小学3~4年生が22.7%、小学5~6年生が22.0%となり、低学年では3割に達しています。
新興出版社啓林館は、文研出版として児童書を発行しており、幅広い対象年齢のラインナップを通じて一人ひとりの読解レベルや興味に合った選書を可能にし、子どもの読書に貢献していくとしています。
調査概要と会社概要
【調査概要】
- 調査期間:2026年8月21日~2026年8月24日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:小学生の子どもを持つ保護者(20代~50代の男女)
- 調査人数:612名
- モニター提供元:RCリサーチデータ
- 注記:回答比率は小数点第二位を四捨五入しているため、合計が100.0%にならない場合があります。子どもが普段から児童書を読むと回答した方を対象とした設問では、学齢ごとの人数に偏りが出ないよう集計されています(集計対象325名:小学1~2年生110名、小学3~4年生106名、小学5~6年生109名)。本調査における「児童書」は幼児から中学生向けに出版されている書籍全般を指し、学校の教科書・ドリルなどの学習参考書、一般的なコミック・漫画雑誌は含みません。
【調査実施会社概要】
- 社名:株式会社新興出版社啓林館
- 本社:〒543-0052 大阪市天王寺区大道4丁目3番25号
- 代表者:代表取締役社長 佐藤 諭史
- 事業内容:絵本・児童書、教科書・教材の出版 等
- URL:https://www.shinko-keirin.co.jp/
- 絵本・児童書URL:https://www.shinko-keirin.co.jp/bunken/book/
本記事は株式会社新興出版社啓林館の発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



