新選組副長・土方歳三の一生を音声ガイドで追体験
土方歳三資料館が台湾ARTOGOと連携し多言語スマホ音声ガイドGotourを導入
CATEGORY: テクノロジー

東京都日野市にある土方歳三資料館は、台湾のカルチャーテック・スタートアップであるARTOGO(藝途科技)と連携し、スマートフォン向け音声ガイドサービス「Gotour」を導入しました。
日本語・英語・繁体字中国語の3言語に対応し、来館者は館内のQRコードを読み取るだけで、専用アプリをダウンロードすることなく無料で所蔵品にまつわる解説を聴くことができます。土方家の子孫が提供する一次史料や解説と、台湾の文化施設との協業実績を持つARTOGOのコンテンツ制作・技術ノウハウを組み合わせ、小規模な私設資料館における多言語対応を実現しました。

専用機器不要で多言語対応を実現するGotour
日本全国に約5,700館ある博物館では、2025年に訪日外国人旅行者数が約4,268万人に達するなか、多言語での情報発信が共通の課題となっています。人員や予算が限られる小規模施設では、専用機器の購入や維持管理、多言語コンテンツの制作が負担となりやすい状況があります。

「Gotour」は、来館者自身のスマートフォンを使用するため、施設側による専用機器の購入や貸し出し、充電、清掃といった管理業務が発生しません。コンテンツ制作においては、所蔵資料や子孫による解説をもとに再構成が行われており、繁体字中国語版では土方歳三が詠んだ俳句を日本語の原音で朗読した後に中国語で解説するなど、原文のリズムを保ちながら意味を伝える工夫が取り入れられています。
10カ所の案内スポットでたどる土方歳三の生涯

音声ガイドでは、全10カ所の案内スポットを通じて土方歳三の生涯を紹介します。
少年時代に相撲の稽古をした大黒柱や、自ら編んだ俳句集『豊玉発句集』、京都時代に七、八カ所の刀傷を受けたとされる鉢金のほか、池田屋事件で使用され右後頭部付近に刀や槍が貫通した跡とみられる穴が残る鎖帷子などの所蔵品が解説されます。
さらに、歳三が身につけていた愛刀「和泉守兼定」や、五稜郭開城直前に安富才助が書き、衣服の襟に縫い込み隠し持って多摩へ届けられたと伝えられる書簡に関する物語も収録されています。
土方歳三資料館の見学案内
資料館の施設概要および開館情報は以下の通りです。
- 住所:東京都日野市石田2-1-3(多摩モノレール「万願寺駅」から徒歩約2分)
- 入館料:800円(小学生以上、現金のみ)
- 開館時間:各開館日とも12:00~16:00(予約不要)
- 開館日:
- 10月3日、4日、10日、11日、12日、17日、18日(※10月17日・18日を含む7日間は愛刀「和泉守兼定」の特別公開期間)
- 11月1日、15日、12月6日、20日
- 音声ガイド:館内のQRコード読み取りにより「Gotour」を無料利用可能(日本語・英語・繁体字中国語対応、館内に無料Wi-Fiなし)
- 注意事項:開館日程の変更可能性があるため来館前の公式サイト確認を推奨。館内に階段があり車椅子見学には非対応。駐車場なし
- 公式サイト:https://www.hijikata-toshizo.jp
ARTOGOについて
ARTOGO(藝途科技)は、博物館、美術館、展覧会、文化施設向けに音声ガイドサービス「Gotour」やAIガイド「Dainy」を提供する台湾発のカルチャーテック・スタートアップです。台湾の国家スタートアップブランドであるStartup Island TAIWANの支援を受けています。
台湾で60以上の国立・公立級文化施設と連携し、20件以上の国際特別展に携わった実績を持ち、2026年には日本市場への本格展開を予定しています。
本記事はARTOGOの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



