パーソル、ディープテック特化の新ファンド設立へ 投資・技術・人材で伴走支援
パーソルホールディングスは、グループ傘下のパーソルベンチャーパートナーズ合同会社が、パーソルクロステクノロジー株式会社およびパーソルAVCテクノロジー株式会社と連携し、「クロスディープテックファンド」を新たに設立すると発表しました。
あわせて、技術や開発課題の整理から専門人材の伴走支援までを提供する新サービス「Advisory Session(アドバイザリーセッション)」の提供も開始します。投資、技術、人材の3つの機能を掛け合わせ、ディープテックスタートアップの事業化と成長を一貫して支えるモデルを構築します。
背景にあるディープテック領域の「人材・実装の壁」
宇宙、ロボティクス、半導体、エネルギー、防衛・安全保障などのディープテック領域は、経済安全保障や持続的成長の核として官民あわせて370兆円規模の投資ロードマップが描かれるなど、事業機会が拡大しています。中小企業の革新的技術開発を政府が支援するSBIR制度の抜本強化や大型基金の拡充が進む一方、研究成果を産業化につなげる支援基盤の不足が課題となっています。
特に現場では人材不足が社会実装の障壁となっており、試作から量産への移行や品質・規格対応を担う技術人材、大型案件を管理するプロジェクト推進人材の不足に加え、急拡大に伴う組織・採用体制の未整備が顕在化しています。パーソルグループは、資金供給に加えてグループのエンジニアリング力と人材獲得力を一体で提供することで、事業化からスケールまでを支援する方針です。
投資・技術・人材を掛け合わせた3つのコア支援
クロスディープテックファンドでは、宇宙、モビリティ、ロボティクス、ドローン、半導体、エネルギー、製造業、防衛・安全保障などの先端技術領域を主な対象とします。

提供するコア支援機能は以下の3点です。
- 投資・事業成長支援:出資検討、事業計画策定支援、グループ各社や提携先との連携機会創出
- 技術・エンジニアリング支援:製品設計、組み込み・ソフト開発、検証・評価、品質保証・認証対応、量産設計、開発PMOなどフェーズに応じた技術伴走
- 人材・組織支援:経営・技術人材の採用支援、技術者派遣、業務委託、BPO、組織体制構築支援
なお、出資はパーソルベンチャーパートナーズ所定の投資審査を経て個別に決定され、技術支援の利用は出資を前提とするものではありません。
初期課題に対応する「Advisory Session」と今後の展開

新サービス「Advisory Session」は、技術課題の相談先に悩む初期フェーズのスタートアップ向けに、専門人材が課題抽出から解決方針の策定までを柔軟に伴走するプログラムです。
各社は本取り組みを通じてスタートアップとの接点を広げ、将来的には共同開発や実証実験、量産体制構築、官民連携プロジェクトへの共同提案などへの連携進化を目指すとしています。
関連各社の概要
本取り組みに関わるグループ各社の概要は以下の通りです。
- パーソルベンチャーパートナーズ合同会社:コーポレートベンチャーキャピタルとしてHRイノベーションファンドや雇用創造ファンド、クロスディープテックファンドを運用
- パーソルクロステクノロジー株式会社:ものづくりとIT、セキュリティ領域に強みを持つテクノロジーソリューション企業
- パーソルAVCテクノロジー株式会社:AI・IoTソリューション事業を手がけ、映像・音響・通信等の開発設計や品質マネジメントを展開
- パーソルホールディングス株式会社:グループ持株会社(東証プライム市場上場、証券コード:2181)
本記事はパーソルホールディングス株式会社の発表をもとに作成しました。
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