Uravation、業務の中で毎日働く「AI社員」のレシピ7種を公開。社内FAQ・受電・議事録・帳票処理・検査補助・需要予測・図面検索を、同じ8つの見出しで1件1ページに整理しました
Uravationが業務別「AI社員のレシピ一覧」7種をサイトで公開
CATEGORY: テクノロジー
株式会社Uravationは、2026年9月28日、業務の中で毎日働く「AI社員」のレシピ7種を同じ見出しで1件1ページにまとめた「AI社員のレシピ一覧」を同社サイトで公開しました。
社内FAQ・受電・議事録・帳票処理・検査補助・需要予測・図面検索の7種は、いずれも同社が導入先で設計から引き渡しまで担当してきたものです。AIエージェントの相談において「自社の業務でどこまで任せてよいか」「人は何を決めるのか」という問いが最初に出ることを背景に、事例の紹介ではなく業務ごとの設計の型を「レシピ」として公開しました。どのレシピもAIは疑い・目安・案を出し、合否・発注・外部送信は人が決める設計となっています。

業務ごとにまとめられた7種のレシピ
公開されたレシピは、自社の業務に近いものを選び、担当業務と「人が決めること」を先に確認できる構成となっています。導入先の業種(サービス業、経理・バックオフィス部門、製造業、小売・卸業など)は示し、社名と個別の数値は守秘義務のため伏せられています。

- No.01 社内FAQエージェント(社内文書検索):規程の質問に、出典つきで答える係。根拠が無い質問には答えません。人が決めるのは、答えられなかった質問への回答、規程改訂時の取り込みの承認、回答の月次点検です
- No.02 受電エージェント(電話の一次対応):営業時間外と混雑時の電話を受け、用件と緊急度を文字にして担当者へ渡す係。折り返し、料金・納期・可否の回答、予約の確定、クレーム対応、外部へのメール送信は人が行います
- No.03 議事録エージェント(会議記録の自動化):会議の直後に、決定事項と宿題つきの議事録案を主催者へ届ける係。下書きの確認と修正、担当と期限の確定、共有の承認、社外へ出すかどうかは人が決めます
- No.04 帳票処理エージェント(帳票の読み取り・転記):請求書・納品書の転記案を確認つきで作る係。色つき項目の確認、金額・取引先の最終確定、会計ソフトへの登録の承認、支払いの判断は人が行います
- No.05 検査補助エージェント(画像検査の補助):傷・欠け・異物の疑いのある写真を先に選び出す係。合否の判定、保留品の扱い、しきい値の変更は検査員が決めます
- No.06 需要予測エージェント(需要予測・発注支援):翌週の発注量の目安を根拠つきで出す係。発注は送らず、担当者が目安を見て最終の発注量を決め、外れた品目の理由をAIに返します
- No.07 図面検索エージェント(図面・技術文書の管理):最新版と改訂履歴を1画面で出す係。版の確定、図面を社外へ送るかどうか、発注の判断は人が行います
比較しやすい7ページ共通の8つの見出し
7ページすべてにおいて、同じ番号同士を比べて読めるよう、以下の8つの見出しが同じ順番で並べられています。


- 担当業務(やらないことも書く)
- 毎日の動き(朝・日中・夕方に何をどの順番でするか)
- 入力と出力
- 使う道具(導入先で連携したツール)
- 人との分担(AIがやること・人がやること・止まる条件)
- 導入までの進め方(要件整理・設計・構築・試験運用・引き渡しの5段階)
- 向き不向き
- 料金の目安
例えば需要予測エージェントのページでは、毎晩の販売実績と天候予報の取り込みや毎朝の目安の通知といった1日と1週間の動きを時刻つきで記載し、実績データの欠落や前週との差が大きすぎる品目では目安を出さずに担当者へ確認を求めるといった「止まる条件」まで明記されています。なお、守秘義務に伴う社名や個別数値、個別の見積金額、効果や削減時間の保証は記載されていません。

全レシピに共通する4つの設計ルール
7種のエージェントには、同社内で毎日働くAI社員と同じルールが適用されており、導入先でも共通の設計思想が採られています。
- 外部への送信・公開は、人が承認してから:メール・電話の折り返し・発注・公開など相手に届く動作は、AIが下書きと判断材料を出し、人が確認してから実行します
- 確認できる事実だけを書く:根拠の文書名・該当箇所・元データを必ず付け、根拠が無い時は「分からない」と返して担当者へ回します
- 警告には拾う人を決める:緊急度の高い着信、確信度の低い帳票、検査の疑いは、通知先の人と対応の締め切りを運用ルールに書いて引き渡します
- 止まる条件と監査ログを設計する:想定外の入力・連携先の障害・異常な件数で自動停止し、誰が何を承認したかをログに残します
代表取締役の佐藤傑氏は、「AIがやること、人が決めること、止まる条件が先に決まっていれば、構築はあとから付いてきます」とし、自社の業務に近いレシピを選んで人が決めることの欄から確認することを勧めています。
導入の進め方と料金の目安
導入プロセスは、要件整理・設計・構築・試験運用・引き渡しの5段階で進められます。試験運用期間中は担当者が従来作業を行いながらAIの出力と比較して調整を行い、引き渡し時には更新手順や停止時の連絡先をまとめた文書が提供されます。
料金の目安は、AIエージェント構築代行として1式50万〜300万円(税別)に月次保守を加えた形となっており、対象業務の数と連携先によって金額が決定します。費用には要件整理・構築・試運転・手順書・引き継ぎが含まれ、AIサービスやSaaSの利用料、機材費(実費)は含まれません。また、効果や削減時間を保証するものではないとしています。
同社では、AIに任せる範囲と人が決める範囲を整理する30分の無料相談も受け付けています。
株式会社Uravationについて
- 所在地:東京都文京区本郷6丁目25番14号
- 代表者:代表取締役 佐藤 傑
- 設立:2024年2月
- 事業内容:生成AIの研修・コンサルティング・開発
- URL:https://uravation.com
本記事は株式会社Uravationの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



