コンセント、ダークパターンの無自覚な使用を防ぐ企業向け支援を本格化
株式会社コンセントは、企業がダークパターンを無自覚に使用してしまうことを防ぐための支援を本格化する。あわせて、同社の考えや知見、これまでの取り組みを集約した特設サイト「組織の仕組みから防ぐダークパターン」を2026年9月14日に公開した。
ウェブサイトやアプリのユーザーインターフェース(UI)の修正にとどまらず、ダークパターンが生じる構造に着目し、組織とデザインプロセスの両面から支援の体系化と具体化を進める方針だ。
支援強化の背景と課題
2026年9月10日、消費者庁から「デジタル取引・特定商取引法等検討会 中間取りまとめ」が公表され、ダークパターンへの規律を含む制度改革の方向性が示された。ダークパターンをめぐる議論は、具体的な制度や事業者の対応を検討する段階へと進んでいる。
一方、ダークパターンが組織の意思決定の問題であるという認識は広がりきっておらず、部門や役職による認識の違いなどから組織横断的な取り組みが進まない企業も多い。同社が2024年10月1日に発表した「ダークパターンレポート2024 ── ダークパターンの無自覚な使用を防ぐために」のインタビュー調査においても、虚偽や焦らせる表現の線引きの難しさや、組織内での認識・判断軸の違いが課題として挙げられている。
長谷川敦士代表取締役は、ダークパターンはUIの問題である以前に企業の意思決定の問題であり、担当者個人に委ねず仕組みをつくることが経営の責任であるとした上で、誠実な体験そのものを企業の事業価値としていく姿勢を示している。
コンセントでは、企業の事業特性や組織体制、課題に応じて、ダークパターンを生まない仕組みと、生じてしまった際に透明性をもって向き合える仕組みづくりを支援する。
具体的な支援内容は以下の通り。

- サイトやアプリにおける、広告・契約・解約動線等の現状把握と課題整理
- 経営層、事業責任者、マーケター、デザイナー等を対象とした研修・勉強会
- ダークパターンを防ぐための判断基準やガイドラインづくり
- デザイン・開発・運用プロセスへの倫理観点の組み込み
- 部門間の連携や意思決定のあり方を含む、組織的な使用防止策の検討
- ダークパターンの使用が生じた際の、あるべき企業姿勢や対応方針の検討
支援にあたっては、2021年からの調査・研究や情報発信で培った知見に加え、ユーザーインターフェースデザインやユーザー体験デザイン、サービスデザイン、編集デザイン、コミュニケーションデザイン、ブランディングの知見を活用する。

特設サイト「組織の仕組みから防ぐダークパターン」の公開
公開された特設サイトでは、消費者庁の直近の動きの整理や、企業が向き合う際の3つの視点、過去の調査レポートや発信活動のリンク集、2021年からの取り組みなどを年別に整理して掲載している。
- URL:https://darkpattern.concentinc.jp/
- 公開日:2026年9月14日(内容は随時更新予定)
株式会社コンセント 会社概要
- 会社名:株式会社コンセント
- 所在地:〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-20-6 プレファス恵比寿南
- 設立:1973年12月
- 代表取締役社長:長谷川敦士
- 事業内容:デザイン経営支援、事業開発や成長支援、デザイン組織や業務の構築支援、サービスデザイン、ブランディング支援、デジタルメディア開発、クリエイティブ開発
本記事は株式会社コンセントの発表をもとに作成。
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