thePIXEL、MIYASHITA PARKでhermippe新作展示へ
株式会社thePIXELは、MIYASHITA PARKと連携して展開する文化プロジェクト「PIXEL LAYERED」の第三弾として、ピクセルアーティストのhermippeによる新作を2026年10月21日から11月20日まで展示する。施設全域に設置された58面のLEDビジョンを活用し、映像作品をシンクロ放映する予定となっている。
本作は、ヨーヨーチーム「Yoyorecreation」に所属するプレイヤーのパフォーマンス映像に、ヨーヨーから着想を得たhermippeのピクセルアートを重ね合わせて制作された。ヨーヨーのシンプルな構造から多彩な動きが生まれる点に着目し、植物をモチーフとした図案や自然のサイクルを想起させるループアニメーションが取り入れられている。
作品のBGMとして流れるアンビエント音楽もhermippe本人が制作を担当した。hermippeにとってヨーヨーとピクセルアートはともに「手のひらから始まる表現」と位置づけられており、スマートフォンを用いて日常の中で描く制作スタイルや、道具を持ち運ぶ身体感覚が作品の背景となっている。
時代を超えて受け継がれる遊びの背景
hermippeがヨーヨーに興味を持った契機は、2020年にピクセルアートを手がけたミュージシャン・DAOKOのMV制作に関わった際、関係者が旅先でヨーヨーをプレイする姿をInstagramストーリーズで目にしたことだった。
ヨーヨーの歴史は古く、日本では江戸時代の浮世絵にも描かれている。鈴木春信の彩色摺絵本『青楼美人合』(1770)には「手車」と呼ばれたヨーヨーで遊ぶ女性の姿が収められており、江戸の遊びから現代のストリートカルチャーへと形を変えて受け継がれてきた歴史も作品に重なり合っている。
都市空間とアートを重ねるプロジェクトの展開




「PIXEL LAYERED」は、thePIXELとMIYASHITA PARKが共同で展開している文化プロジェクトである。質量を持たない光の粒であるピクセルを都市空間に放ち、カルチャーや建築、風景と重ね合わせる試みとして進められている。2026年6月には第一弾として重田佑介「連続と非連続の汀で|Continuous and Discontinuous of Migiwa」、8月には第二弾としてBAN8KU「SYMBIOSIS」が展示された。
三井不動産株式会社でRAYARD MIYASHITA PARKを担当する伊藤茜は、58面のLEDビジョンに広がる光と動きが施設や街の風景と重なり合うアート体験になるとコメントしている。また、株式会社thePIXEL代表の坂口元邦は、hermippeの創作と暮らしの距離の近さに触れ、日常の営みの積み重ねが独自の表現につながっていると言及した。
展示概要
- 展示名: PIXEL LAYERED 第三弾 hermippe
- 場所: MIYASHITA PARK 全域58面のLEDビジョン
- 住所: 東京都渋谷区神宮前6-20-10
- 会期: 2026年10月21日(水)〜11月20日(金)
- 放映時間: 施設営業時間内、1時間に5回(1回約1分)上映予定
- 演出: 58面のLEDビジョンによるシンクロ放映
本記事は株式会社thePIXELの発表をもとに作成。
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