東恩納裕一の個展が東京のvoid+で2026年10月16日から開催へ
現代美術作家の東恩納裕一による個展「flew with her to a place where there is no hunger, no cold, and nothing to fear」が、東京都港区南青山のvoid+で開催される。会期は2026年10月16日(金)から11月14日(土)までとなっている。会場では、“黒塗りされた公文書”に触発された新作を中心に、作家の近年の関心を俯瞰できる作品が公開される。

展示の概要と新作
本展では、“黒塗りされた公文書”に触発された新作として、展示タイトルにも引用されるアンデルセンの『マッチ売りの少女』からのテキスト断片とストライプによるインスタレーションやタブローを中心に展示される。特徴の異なる3つのスペースに有機的に展開される構成となっている。
制作の背景と作家の視点
東恩納は、かつて日本の多くの家庭にみられたインテリアに、馴染みがありながらもどこか疎遠に感じられる「不気味なもの」(ジーグムント・フロイト)を見出し、それを契機に作品を制作してきた。
今回の展示に向けて東恩納は、かつて日本のどこの家庭にもあったインテリアに感じる違和感や“不気味さ(フロイト)”が制作のモチベーションとなっているとしつつ、作品は“不気味さ”そのものを表現するというより何か別のものに変換するプロセスかもしれないと述べている。さらに、“不気味さ”を含めて広く“美的なもの”や、日常誰もがあえて意識することもなく共有している美意識や価値観が、通常より大きなものと考えられている“政治的”な指向や嗜好、イデオロギーの形成と無関係ではないように思えるとの考えを示している。
東恩納裕一の活動歴
東恩納裕一は、日常に感じる違和感をベースに、90年代から制作をスタートした。代表作として、蛍光灯(LED)を多用した「シャンデリア」シリーズや、17世紀オランダで興隆したヴァニタス絵画にヒントを得た「flowers」シリーズなど、複数メディアによる作品を展開している。2025年末には、21世紀の20年間の作品を網羅した作品集「Family Resemblance」 (ori.studio)を刊行している。
展覧会の開催概要
- 展覧会名:flew with her to a place where there is no hunger, no cold, and nothing to fear
- 会期:2026年10月16日(金)-11月14日(土) ※gallery2は11月7日(土)まで
- 時間:12:00-19:00
- レセプション:10月17日(土)17:00-19:00
- 会場:void+ 東京都港区南青山3-16-14 1F
- 主催:Azone+Associates / void+
- 定休日:日・月
- お問合せ:info@voidplus.jp
- HP:https://www.voidplus.jp
本記事はAzone+Associates / void+の発表をもとに作成されています。
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