船越英一郎氏が台東区で特殊詐欺防止を訴え 国際電話対策や還付金詐欺の注意喚起
「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(略称:SOS47)の特別防犯支援官を務める船越英一郎氏が、「台東区生活安全のつどい」に登壇した。来場者とのクイズやトークを通じ、近年増加する国際電話を使用した特殊詐欺や台東区内で増えている還付金詐欺、ニセ警察詐欺の対策について解説が行われた。2018年より全国47都道府県警察と共に対策や広報啓発活動を進める同プロジェクトの一環として、地域での被害防止が呼びかけられている。
国際電話の悪用急増と固定電話・スマホでの対策
台東区内でも増加している国際電話回線を悪用した詐欺について取り上げられ、犯人からかかってきた電話のうち約75%が国際電話であることが紹介された。船越支援官は電話に出てしまうと詐欺の犯人の話術に丸め込まれてしまう危険性を指摘した。
その上で、固定電話については紙一枚の手続きで国際電話利用休止の申し込みを行うことや、スマートフォン向けには警察庁推奨アプリである「詐欺対策 by NTTタウンページ」や「詐欺バスターライト」の導入を挙げた。国際電話番号の発着信ブロックや特殊詐欺等に利用された番号のブロック機能を活用し、固定電話とスマートフォンの両面で防犯対策を行う重要性が語られた。
還付金詐欺やニセ警察詐欺への具体的な注意喚起
区内で被害が増えている還付金詐欺に関しては、「台東区役所は、医療費の還付金などがある場合は電話でお知らせをする」という〇×クイズが出題された。来場者全員が「×」と回答し、電話で通知されることはないという認識が共有された。船越支援官は払い戻しがあると言われると手続きをしたくなる心理につけ込む手口であるとし、そうした電話があった際はすぐに切ることを徹底するよう求めた。


あわせてニセ警察詐欺についても言及され、警察官が電話でお金の話をしたり逮捕状を見せたりすることは絶対にないと説明された。信じてしまいそうになった場合でも、まずは電話を切り、一息入れて落ち着いてから家族や警察に相談するよう注意を促した。
地域全体で取り組む防犯対策の重要性
船越支援官は、特殊詐欺を防ぐには知識と心がけが重要であるとし、学んだ防犯対策を家族や友人などの大切な人に広めるよう求めた。一度騙し取られたお金は犯人が捕まっても戻らないことや、奪われるものには資産だけでなく家族の信頼や安心も含まれると訴えた。
さらに、特殊詐欺は一人ひとりの啓発によって抑止できる地域で防ぐ犯罪であるとし、住民一人ひとりが主役となって街から詐欺をなくしていく姿勢を強調した。
開催概要
発表による催事の概要は以下の通りとなっている(実施日の年号表記は発表に基づく)。
- 催事名:台東区生活安全のつどい
- 実施日:令和8年10月3日(土)
- 実施会場:浅草公会堂
- 出席者:警察庁 特別防犯支援官 船越英一郎氏
本記事は「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(略称:SOS47)の発表をもとに作成。
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