AI Picasso株式会社は、高品質AIアート用画像生成AI「Emi 3」を商用利用可能で無償公開した。「Emi」シリーズは、イラスト、アニメ、マンガといった表現に特化し、追加学習において無断転載画像を学習していないAI Picasso独自のモデルだ。

「Emi 3」は、最先端の基盤モデル「Stable Diffusion 3.5 Large」を使用し、約200単語の詳細なプロンプトにも対応可能。モデルマージやフルファインチューニングなど、同社独自のノウハウを組み込むことで、非常に高い表現力を実現した。

また、「Emi 3」の基盤モデルは、オプトアウトを実施した「Stable Diffusion 3.5 Large」を採用。同意のない画像は学習しないという方針により、従来の基盤モデルより倫理的に作られている。

本モデルは商用利用を前提とした設計となっており、個人、企業問わず、自由に安心して利用できる。創作活動から事業展開まで幅広い活用が可能だ。

AI Picasso株式会社の親会社である株式会社AIdeaLabは、アニメーターの長時間労働改善を目的に、経済産業省の支援のもと動画生成AI基盤モデルの開発を進めている。これにより、効率化やアイデア創出の支援が可能になり、最終的にはクリエイターの声を反映した形での技術提供を目指す。