ジョルト・キャピタルが日本法人設立と東京オフィス開設を発表 森康明氏が就任
欧州のディープテック成長企業に特化したプライベート・エクイティ・ファームであるジョルト・キャピタルは、日本法人「ジョルト・キャピタル・ジャパン株式会社」の設立と東京日本橋での新オフィス開設を発表した。あわせて、インフィニオン・テクノロジーズ・ジャパンの元代表取締役社長兼CEOである森康明氏を日本を拠点とするオペレーティング・パートナーに任命した。東京拠点の新設により、日本のテクノロジー、産業、金融のエコシステムとの連携を深め、現地での新たな投資機会の発掘や欧州ポートフォリオ企業のアジア進出支援を進める。
日本法人の設立と体制整備の進展
Jolt Capitalの東京オフィスの開設およびJolt Capital Japan 株式会社の設立は、同社の東アジア全域における事業展開を強化するマイルストーンとなる。同社は2024年9月にマネージング・ディレクターとして岡田晃氏を迎えたことを皮切りに、2026年6月にはバリュー・クリエーション・パートナーとして田中智彦氏を採用するなど、日本での体制構築を進めてきた。
今回オペレーティング・パートナーに就任した森康明氏は、岡田晃氏および田中智彦氏と連携し、投資機会の発掘に加えてポートフォリオ企業の国際的な成長と事業運営の発展を支援する。森氏は「日本における企業再編は、Jolt Capitalにとって、専門性の高い企業のグローバル展開を支援し、欧州をはじめとする各地域のディープテック・イノベーションや産業連携を通じて、日本企業を支える好機となっています」とコメントしている。
日本市場におけるこれまでの実績と連携強化
過去2年間、Jolt CapitalはCEOのJean Schmitt氏がVivaTech、SusHi Tech、Global Startup Expoなどの主要テクノロジーカンファレンスに登壇し、関係者との会合を重ねて日本のパートナーとの関係を強化してきた。
また、経済産業省(METI)や日本貿易振興機構(JETRO)との関係構築のほか、戦略的取引も実施している。具体的には、Jolt Capital Ⅴ号ファンドのポートフォリオ企業であるテンプレス(Tempress)が、住友精密工業の子会社SPPテクノロジーズからSPTマイクロテクノロジーズUSAを買収した実績がある。
森康明氏の経歴
森康明氏はテクノロジー業界で40年以上の経験を持ち、組織変革やテクノロジービジネスの開発を手がけてきた。コロンビア大学で電気工学の学士号と国際関係の修士号を取得後、AMDでキャリアを開始し、日本、オースティン、シリコンバレー、ヨーロッパで役職を歴任した。
その後、インフィニオン・テクノロジーズ・ジャパンの代表取締役社長兼CEOを約17年間務め、在任中に同社の日本における売上高は約1億米ドルから9億米ドルへと成長した。現在は東京証券取引所プライム市場に上場するマクニカ・ホールディングスの社外取締役を務めるほか、人工知能、ロボティクス、サイバーセキュリティ、産業技術分野の企業に対してアドバイザリー業務を行っている。
Jolt Capitalについて
Jolt Capitalはディープテック企業への成長投資を専門とするプライベート・エクイティ・ファームで、2011年以来、売上高1,000万ユーロから5,000万ユーロの欧州のB2B企業に投資を行っている。
- 拠点:パリ、ローザンヌ、コペンハーゲン、ミラノ、モントリオール、ソウル、東京、ロンドン
- プラットフォーム:独自のAIプラットフォーム「Jolt.Ninja」により、投資対象の選定やデューデリジェンスの迅速化、投資・買収対象の自動検出を実施
- 公式サイト:www.jolt-capital.com
本記事はジョルト・キャピタルの発表をもとに作成しています。
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