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オールズバーグが書籍刊行、中小企業10業種におけるAI活用の変化数値を公開

合同会社オールズバーグは2026年9月28日、書籍『中小企業こそAIで大化けする』を刊行した。本書の制作にあたり、同社はAI活用支援を手がける株式会社ウツセバおよび同社の支援先を取材し、中小企業10業種の現場における業務の変化を確認した。取材で得られた業種別の数値について、同社が内容を公表している。

中小企業10業種における業務時間削減の実態

取材で確認された業種別の変化では、新しい設備やシステムを導入するのではなく、社内にある商談メモや日報、図面、手書き記録、録画などをAIに渡すことで業務効率化が進んでいる状況が示された。

確認された業種別の数値は以下の通りとなっている。

  • 不動産業:問い合わせへの初回対応までの時間が約7割短縮
  • 建設・工務店:事務作業が約7割減、一人が対応できる現場数が2.5倍
  • 製造業:図面・仕様・過去案件など情報の検索と共有にかかる時間が最大約7割減
  • 歯科医院:診療後の記録作成が1日あたり2〜4時間減(人件費換算で年間最大300万円)
  • 税理士事務所:仕訳・資料整理の業務時間が約7割削減、顧問先数が2.5倍
  • 卸売業:10人で対応していた受注入力が約2.5人分の工数に
  • 建設・製造の見積作成:1件あたり2〜3時間から最短5分へ
  • 学習塾:面接後のフィードバック作成が60分から3分へ

なお、上記はすべて株式会社ウツセバの支援先における実測値および同社による試算であり、一部に時給3,000円・月160時間などの前提を置いた換算を含んでいる。

支援側のウツセバにおける社内自動化と業績推移

支援を行う株式会社ウツセバ自身も、社内に20人以上の「AI社員」を配置し、組織図を設けて運用を行っている。一体ごとに役割と指示を定義し、統括役のAIが各部門の日報を1枚にまとめることで、約100の業務が毎日自動で動いているという。

同社では社内38業務を自動化しており、浮いた時間は月約400時間、年約4,800時間に達し、社員一人あたりの年間労働時間に換算すると約2.5人分にあたる。人員を増やさずに、2024年度と2026年度の比較で売上は3.7倍、営業利益は5.1倍となり、社内からの問い合わせは9割以上減少したとしている。

豊中式モデルと90日AI実装ロードマップ

著者の佐藤尚功氏(株式会社ウツセバ 代表取締役社長)は、大阪府豊中市を拠点に、研修や会員制サロン、個別伴走支援を通じて2025年度までに500社超のAI活用を支援してきた実績を持つ(うち個別のコンサルティング・伴走支援は約100社)。

佐藤氏は、社長の判断により迅速に動ける点や、現場と顧客の距離の近さを中小企業の強みとして位置づけている。大規模なシステム投資から始めない「豊中式・中小企業AI実装モデル」を提唱しており、最初の30日で社内の材料を集め、次の30日でAIに渡し、最後の30日で現場に戻す「90日AI実装ロードマップ」も書籍に収録された。取材には、客室120室・170名規模の福井県の大型旅館や、職員約140名で大阪府内で約20事業所を運営する障がい福祉事業者も協力している。

書籍および発行元の情報

書籍の概要は以下の通り。

  • 書名:中小企業こそAIで大化けする
  • 著者:佐藤尚功(株式会社ウツセバ 代表取締役社長)
  • 発売日:2026年9月28日
  • 体裁:四六判・288ページ
  • 定価:1,600円+税
  • 発行:合同会社オールズバーグ
  • 発売:株式会社扶桑社
  • ISBN:978-4-594-10378-1

発行元の合同会社オールズバーグは2018年2月設立で、東京都港区南青山2-2-15 WIN青山531に拠点を置き、代表社員の新保勝則氏のもとで書籍の企画・編集・出版事業を展開している。

本記事は合同会社オールズバーグの発表をもとに作成。

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