Netsujo、AIエージェントの権限や作業範囲を検査するOSSを公開
京都府京都市に本社を置くNetsujo株式会社(代表取締役:飯田友広)は、AIエージェントに仕事を任せる前に役割や権限、作業範囲、レビュー分離、引き継ぎなどの宣言を検査するオープンソースソフトウェア(OSS)「Agent Role Contracts」v0.5.0を正式公開しました。
Agent Role Contractsは、「誰が、何を、どこまで担当するのか」というAIエージェント運用上のルールを実行前に機械的に検査するNode.js向けCLI/JavaScript APIです。AIモデルのAPIキーやAIエージェントの実行環境は不要で、ローカル環境で動作し、MIT Licenseのもとで利用や改変、再配布、商用利用が可能です。

実行前に宣言の整合性を機械的に検査
AIエージェントがコード生成や調査、業務システムの操作など幅広い業務を担うようになるなか、業務へ継続的に組み込むためには「何ができるか」だけでなく「何を任せてよいか」を設計することが求められています。文章による注意事項だけでは実際の依頼内容との食い違いを継続的に確認することが困難になるため、Agent Role Contractsは各種条件を構造化して繰り返し検査できる状態をつくります。
v0.5.0で主に扱われる検査領域は次の通りです。
- 役割・権限:担当roleの参照関係、許可と禁止の不整合、委譲・報告関係などを検査
- 作業範囲:タスクで要求された変更対象が、担当roleへ宣言されたwrite scopeに収まっているかを検査
- レビュー分離:実装担当とレビュー担当の宣言上の関係を確認し、自己レビューなどの不整合を検出
- 引き継ぎ:タスク、目的、宛先、状態など、次の担当へ渡すhandoff情報の整合性を確認
- task / action binding:確認したtaskと、その後に実行しようとしているactionが同じ対象に結び付いているかを検査
- lifecycle宣言:task、decision、artifactなど、仕事の状態や成果物に関する宣言の対応関係を検査
許可範囲と依頼内容の照合および判定の定義
Agent Role Contractsの基本的な利用例として、AIエージェントへ許可した変更範囲と実際のタスク内容の照合があります。例えば、実装担当へ許可された変更範囲を「allowed_write_scopes: src/**」と宣言している場合、「requested: src/example.mjs」への変更要求は範囲内と判定されます。一方で「requested: secrets/production.txt」への変更を要求した場合は、許可範囲との不整合として「TASK_WRITE_SCOPE_OUTSIDE_AUTHORITY」という診断コードが返され、処理開始前に食い違いを確認できます。なお、同ソフトウェア自身が対象ファイルを書き換えたり、OSや外部サービスのアクセス権限を変更したりすることはありません。
また、検査結果の「PASS」は入力された宣言に不整合が見つからなかったことを意味するものであり、AIエージェントへの実行許可そのものや、本人確認、アクセス権限の強制、成果物の品質などを保証するものではないとしています。
2026年9月30日に初回バージョンとなるv0.1.0が公開された後、対応範囲の拡張を経て、stable版としてv0.5.0が公開されました。構成には以下が含まれます。
- General-purpose core
- Task / action binding
- Optional filesystem-write adapter
- Lifecycle declarations
- Optional onchain finance profile
また、2026年10月5日にはProduct Huntでグローバルローンチされたほか、AlternativeTo、SaaSHub、Reddit(r/github)、openPR、ITreviewといった国内外の各種チャネルへの展開や申請が進められています。
Netsujo株式会社は今後、「Explicit authority(明示された権限)」「Verifiable evidence(検証可能な証拠)」「Recoverable operations(復旧可能な運用)」の3つを技術的な柱とし、「AI Agent Trust Infrastructure」として研究・開発を進める方針です。
公開情報と会社概要
製品の公開情報および発表元の概要は以下の通りです。
Agent Role Contracts 公開情報
- 製品名:Agent Role Contracts
- 最新stable版:v0.5.0
- 初回公開:2026年9月30日
- ライセンス:MIT License
- 提供形態:Node.js CLI/JavaScript API
- 動作要件:Node.js 22.5以上
- インストール:npm install @netsujo/agent-role-contracts
- GitHub:https://github.com/suirindo/agent-role-contracts
- npm:https://www.npmjs.com/package/@netsujo/agent-role-contracts
- 製品ページ:https://netsujo.jp/products/agent-role-contracts
- 技術解説:https://netsujo.jp/blog/what-pass-means-agent-role-contracts
- Product Hunt:https://www.producthunt.com/products/agent-role-contracts?launch=agent-role-contracts
- openPR:https://www.openpr.com/news/4651435.html
Netsujo株式会社 概要
- 会社名:Netsujo株式会社
- 代表者:代表取締役 飯田友広
- 設立:2023年6月
- 所在地:〒600-8118 京都府京都市下京区平居町55-1
- 公式サイト:https://netsujo.jp
- お問い合わせ:担当 飯田友広(メール:info@netsujo.jp / 電話:050-1726-5144)
本記事はNetsujo株式会社の発表をもとに作成されています。
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