武蔵塗料、CO₂削減へ新塗料設計開始

東京都豊島区に本社を置く武蔵塗料株式会社は、CO₂排出量の削減を目指し、新たな塗料の開発に取り組んでいる。この新たな塗料は、低霧化・ハイサイクル塗工が可能で、短時間で高輝度のメタリック色を発色することが可能だ。

塗装業界では、CO₂排出量の低減が重要な課題とされており、これまで様々な塗装方法が開発されてきた。しかし、特にメタリックカラーの塗装は、スプレーガン塗工での低霧化・ハイサイクル塗装が難しいとされていた。通常、メタリックの粒子を綺麗に並べて高い金属光沢感を発色するためには、霧化圧を高く設定し、細かく時間をかけて塗装する必要があった。

しかし、武蔵塗料が開発した新たな塗料は、メタリックカラーに対しても低霧化圧、短塗装時間で通常通りの高い金属光沢感を発色することが可能となった。これにより、空気中に飛散する塗料のロスが大幅に低減され、廃液や塗装環境における処理エネルギーの削減に繋がる。また、塗装時間の短縮により製品一つ当たりの塗装エネルギーの削減も期待できる。

この新たな塗料は、環境配慮型の塗装方法に対応しつつ、従来の塗料と同等のパフォーマンスを発揮する。武蔵塗料は、色と機能で世界を豊かにするという企業理念のもと、様々な角度から取り組みを進めている。

武蔵塗料は、自動車内装部品や情報通信機器、光学機器、生活家電など様々な分野で使用される塗料を開発している。

valvix

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